「ダンツァ!」:スペインの幻像
演奏:ル・ポエム・アルモニーク
会場:王子ホール
2017年5月23日
王子ホールでは何回かチケット争奪戦に敗退したことがある。確かル・ポエム・アルモニークも以前取れなかったような記憶が……。
ということで、頑張って真ん中寄りの席をゲットしたですよ(*^^)v 成せば成る。
テーマはフランスの宮廷でブームとなったスペイン趣味。スペイン人作曲家が人気を博せば、フランス人も負けじと真似て作曲。その数々は哀愁を帯びた世俗歌曲、というよりは「小唄」に近い俗っぽさを持っている。
それをクレール・ルフィリアートルが歌い、その合間に古楽界が誇るエエ男ヴァンサン・デュメストル他、計5人の奏者が器楽曲を演奏する。
……ん?なんかこれは前にも聞いたような(?_?) と思ったら、なんと前回来日時の所沢公演が同じ趣旨のプログラムだったのだ 曲目は若干異なるようだが。
その時のタイトルは「パリの街角、恋の歌」であった。王子ホールでは「ルソン・ド・テネブル」をやったのだ。
すっかり忘れてました(^^ゞ
それも併せて考えると、今回公演の「ダンツァ!」というタイトルはちょっと外しているという印象。踊りだしたくなるような曲は少ない。あくまでも宮廷で流行ったスペイン趣味の曲なのである。
ヴァイオリンは前回とは違う人だが、やはり若い女性で、卑俗と悲哀の境界ギリギリのところを渡っていくような演奏だった。本場には才能ある人が大勢いるんですなあ。
ということで、また次回の来日をお待ちしておりま~す(^o^)/~ いつかバロックオペラの上演見たいな。無理だろうけど。
こちらのブログにデュメストル氏の息子さんの写真が(!o!) イケメンの遺伝子……
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