バッハ・コレギウム・ジャパン第124回定期演奏会:祝賀ムードで
世俗カンタータシリーズ9
会場:東京オペラシティ コンサートホール
2017年7月17日
祝!世俗カンタータ全曲演奏……というわけで、今回の公演はいかにもメデタそうという理由から選ばれた管弦楽組曲の3番から始まった。トランペット隊のトップはもちろん常連マドゥフ氏だいヽ(^o^)丿
前半もう一曲は、何のために書かれたのか不明というソプラノ独唱のカンタータであった。歌手は、見る(聞く)のは十年ぶりぐらいのキャロリン・サンプソン。お懐かしやという感じである。
久し振りに見た彼女はすっかり貫禄が付いていて、外見だけでなく歌唱の方も堂々たるものだった。
ただ、このBWV204は歌詞の内容がどうも抽象的でいささか説教臭く、しかも長い これをずーっと休みなくソロで歌いっぱなしである。聞いてて酔いしれるというよりは、ご苦労様でしたと頭を下げたくなるm(__)mものだった。
後半は領主就任の式典に際し祝賀のヨイショを歌うBWV30a。こちらでは独唱歌手4人がそろい踏み。アルトがロビン・ブレイズ、テノール櫻田亮、バスはD・ヴェルナーで、代わる代わる新領主を褒めたたえる歌を歌う。まこと世俗カンタータ最終演奏にふさわしい華やかな曲だった。
なお、今回はデュエット曲はなかったが、キャロリン&ロビンの組合せではヘンデルのオラトリオの中から選曲した録音が出ている(エイジ・オブ・エンライトメントが共演)。かなり甘甘な感じがよろしいのでオススメであるよ。
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