「Scherzi Musicali 音楽の諧謔」:ミドリにはイタリアものがよく似合う
17世紀イタリアン・バロック名曲選CD発売記念コンサート
演奏:鈴木美登里ほか
会場:日本福音ルーテル東京教会
2017年8月10日
鈴木美登里がソロCDを出した記念公演。録音でも共演したメンバーは、チェロは当然ヒデミ氏、ヴァイオリン若松夏美、鍵盤上尾直毅である。上尾氏は得意技(?)であるオルガンの上にチェンバロ重ねで演奏した。
ミドリ女史はモンテヴェルディの独唱定番曲を歌い、その間にマリーニやフレスコバルディなどの器楽曲を挟んでいくという進行だった。
夫婦共演ということもあってか会場は満員。やはり彼女はイタリア歌曲が一番合っていると思う。感情表出の激しい「アリアンナの嘆き」が力唱されるとブラボーが飛んだ。
カステッロのソナタは、ヴァイオリンとチェロが互いになぞり合うように進む曲。小さめの会場で小編成の中で聴くと、若松女史のヴァイオリンは実に強力だった ビンビンとパワーが伝わってくるようである。
上尾氏によるロッシのトッカータはなんだか一風変わった音階の連なり--みたいな曲で、横手の椅子に座ってヒデミ氏がニヤニヤしながら聞いていた。
長年共演が多かった仲間同士の演奏会とあって、和気あいあいとしながらも実にハイレベルな演奏会だった。聴衆はみな満足しただろう。
この日は仕事を休みを取って、昼は近江楽堂で「哀しきよろこび」を聞いて、新宿で時間をつぶして、夜はこちらのコンサートに行った。
そうしたら、昼間見かけた人がやはりこちらにも来ているのを発見(!o!) 考えることは同じですなあ(^^ゞ
ただし、近江楽堂と違ってこっちはエアコン効きすぎで寒かったですよ
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