「ゲオルク・フィリップ・テレマン 7 没後250年記念」:まだまだ終わらぬテレマン祭り
演奏:Ut/Fa(ウト・ファ)
会場:近江楽堂
2017年10月13日
モンテヴェルディに比べて今一つ盛り上がっているのかどうかよくわからないテレマンイヤー、ここは是非全国推定ウン百万人のテレマン愛好者にはラストスパートをかけていただきたいものである。
そんなテレマンをずっと取り上げてきた宇治川朝政と福間彩のユニットは、今回吹くのは大変だが聞いて楽しめるような曲を特集。
「新しいソナチネ集」「忠実なる音楽の師」「音楽の練習帳」から2曲ずつ演奏した。また、福間彩もチェンバロ・ソロ曲「序曲」を披露。
リコーダー曲といっても、さすが様々な楽器のために作品を書いたテレマンゆえ、元はファゴットのための曲なんてのもあった。
数本のリコーダーを取り替えつつ宇治川氏は吹きまくり、中でも「忠実なる~」からのソナタでは早吹きに驚かされる場面もあった。それでも「おおっ」と緊張感があまり走らないのはそのお人柄のせいでしょうか(^o^)
曲間の解説では「喋りを入れつつ演奏するのは大変」とFM「古楽の楽しみ」の公開放送収録の話をしたり、「テレマンは今でいうデアゴスティーニ方式で楽譜を出版した」などと会場の笑いを取っておりましたよ(あの販売方式の元祖はテレマンなのか?)
部分的に夫婦漫才のような場面もあった(^<^) どちらがボケ、ツッコミかは言うに及ばず。
まだまだ来年も二人はテレマン公演を続けるようで、ウン百万人のテレマン・ファンには引き続き盛り上がっていただきたい。
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