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2017年12月24日 (日)

「ローマ法王になる日まで」:ミラクル! 信仰の道も権力次第

171224
監督:ダニエーレ・ルケッティ
出演:ロドリゴ・デ・ラ・セルナ
イタリア2015

現ローマ法王の半生を描く。70年代ごろのアルゼンチンの不穏な政情が背景になっていて、重くドヨーンとしている。短いとはいえ拷問場面や私刑場面が出てきて見ていてかなりつらい。収容所から釈放された女子大生の髪の毛が薄く抜け落ちてしまっているのがなんだか妙にリアルで怖かった。

「解放の神学」の神父なんかもバシバシ投獄される中、後に法王となる主人公は教会内で役職についており、なんとか現実主義的にこの状況を乗り切ろうとする。
しかし、軍政が終わった後は海外留学したり田舎に赴任したり(左遷?)という、そこら辺の事情は詳しく描かれていない。軍の後は資本家が民衆に暴力を振るうという流れもウツ展開だdown

若い頃の真面目で深刻そうな印象が、後年は冗談好きなオヂサン風になるのがいささか落差が激し過ぎるような(^^?)
でも、今の法王のバックグラウンドはこうだったのかというのが片鱗でも分かって興味深かった。

昔は、南米の独裁政権のニュースを聞いてどうして民衆がそのような政治家を支持するのか理解できなかったが、今の日本が段々そっくりになっているように思えた。日本はそういう意味で「後進国」になっているのであろうよ。

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