「シェイクスピアの春夏秋冬」:酒飲めばガラス瓶が鳴るなり近江楽堂
演奏:レ・タンブル&ハルモニア・レニス
会場:近江楽堂
2017年10月31日
レ・タンブルは海外で活躍中の川久保洋子を含む三人組のアンサンブル(過去に聞いたコンサートの感想はこちら)で、日本人二人のハルモニア・レナスと組んで今回も公演を行った。
昼夜二回あったが、夜は同じオペラシティであるBCJと重なっていた。たまたま休日出勤の代休日だったので、昼の方に行けた次第である。
プログラムの趣旨は、シェイクスピアと同時代の作曲家の作品を四季に分けて演奏するというもの。さらに季節ごとにみなさんお衣装を変えたりアクセサリーを付けたりと細かいところで工夫を凝らしております。
ガンバのソロをイントロダクションにして、「芽吹きの春」や「夏の夜の夢」と続く。後者はもちろんパーセルの「妖精の女王」から舞曲を、前者にもジョンソンの「テンペスト」からの曲が含まれている。
そして「実りの秋の収穫祭」キタ~っ!(^^)! 収穫を祝って続く酔っ払いソング
レイヴンズクロフト作「酒をくれ」などを、大小さまざまなガラスの酒ビンに息を吹いたり叩いたりしつつ歌い、酔っ払い演奏を行なったのであった。
冬は寒そうな曲を選曲し最後はヒュームの曲に合わせヴァイオリンを弾きながら一同退出。アンコールでは秋でやった「喉が渇いた」を再びビンを叩きながら戻ってきて演奏した。
このように楽しく笑えるステージだった。また次回もよろしくお願いします(^人^)
狭い近江楽堂にチェンバロ2台にオルガン1台入れるということで、楽器の配置は今までに見たことがないもの。こちらもビックリだった。
鍵盤以外のリコーダー、ガンバ、ヴァイオリンは壁際に高い台を設置してそこに昇って弾くという形だ。U岡氏のブログに写真あり。
しかし、これがすごい効果あり(!o!) 冒頭のガンバ独奏の音があまりに良くて衝撃を受けるほどだった。まるで、数百万円のオーディオを完全装備の試聴室で聞いたぐらい。
会場は元々チェンバロの音が非常に良い所だが、ガンバもとはねえ。いや~、聴けてヨカッタ
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