「ピエール・アンタイ&スキップ・センペ」
P・アンタイといえば唯我独尊というか周囲を気にしないというか我が道を行くというか、そんなワガママぶりが伝わってくるばかりである。LFJのコンサートでもそんな感じだった。だが、なんとセンペの前ではすっかり大人しくて良い子になっているではないか(!o!)
聞けば、センペの方が5歳ぐらい年上でおにーさんだとのこと(センペの方が数歳年下かと思い込んでいた)。やればできる子だったんですねー。
配置的にもアンタイはセンペの背中を斜め後ろから見て弾く形なので、どうしても彼の方が気配りしなければならないというのもあるか。飄々とマイペースで弾くセンペに対し、アンタイはやや生真面目に音をぶつけるという印象だった(恒例の、足を踏み鳴らすのもやってた)。
もっとも、あの場で一番緊張していたのは聴衆の方だったかもしれない。
鍵盤名手二人でオール・ラモーというなかなか出会えないプログラムだったのに、客席は7割の入りという冴えない状態。
後日の武蔵野公演ではノリに乗ってアンコール4曲もやったというから(この日は3曲)、こちらはいささかショボーンな気分である。
U岡氏のブログに楽器写真あり。
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