「HORIZON 3 フランス・バロック ヴィオル・デュオ」:二重奏なら二乗の響き
演奏:平尾雅子&福沢宏
会場:近江楽堂
2018年1月19日
詳細不明だが、「HORIZON」という連続演奏会のシリーズの一つがガンバ演奏会だった。他の公演はモダン演奏あり、現代音楽ありで、関連性はよく分からない。
そのせいか照明の使い方も通常のクラシック公演とは異なる印象。(ピンスポットな感じで照らしているので、奏者が立ち上がると上半身が暗くなってしまう)
平尾・福沢の両者キャリアは長く、ともそれぞれ色んな演奏会でお見かけするも、なんと二人で共演するのは初めてだという。驚きであるよ。
取り上げたのは、フランスものとしては王道のマレ、サント・コロンブの他、ケ・デルヴロワ、ボワモルティエも。
前者は明瞭な曲調が快い。ボワモルティエの方はフルートの曲をよく耳にするが、ガンバ二重奏のソナタを複数作曲しているという。知らなかった(~o~) 演奏されたソナタは哀愁を帯びた美メロを含んだ曲。思わず聞き入りました。
サント・コロンブの「ピエロティーヌ」は録音でも聞いたことのない作品だった。二つのガンバがそれぞれ互いを模倣するように変奏していく。息もつかせず聞きごたえあり。
クープランも「コンセール13番」から一曲。アンコールも彼の作品だった。
ありそうで、実際にはなかなか聞けないガンバ二重奏コンサート。堪能させていただきました(#^.^#)
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