「フランス音楽の彩を楽しむ 7」:ク~~~プランと伸ばしてみよう
F・クープラン生誕350年記念
演奏:宇治川政朝、ジョシュ・チータム、福間彩
会場:近江楽堂
2018年2月16日
クープランと銘打ってはあるが、彼の作品は6曲の内半分。18世紀初めのフランス・ソナタによるプログラムということで、残りはオトテール、フィリドール、ドルネルだった。
驚いたのはクープランの組曲ホ短調。よく取り上げられる名曲ながら、J・チータムは非常にゆっくりなテンポで弾いた。こんなにゆっくりなのは聞いたことがない(!o!)っていうぐらい。しかも気候のせいか、さかんに調弦を繰り返していた。おかげで前半がかな~り長くなりました。
なお、彼はヨーロッパの悪天候のせいで日本にたどり着くまでに時間がかかり、パリの空港に足止めを食らったとか。ご苦労さんです。
あと福間彩のチェンバロ独奏によるクープランの「目ざまし時計」という曲は、いかにも「時計」なので笑ってしまった。
フィリドールには、ちゃんとリコーダーを指定しているソナタがあり、ここでは宇治川氏のタテ笛が冴えていた。
ラストとアンコールは「王宮のコンセール」より。いかにもフレンチな響きの世界を楽しめた。また、ガンバの調弦しやすい時期にお願いします(@^^)/~~~
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