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2018年6月27日 (水)

「マドリガーレ・コンチェルタート」:夜景サービス付き公演

180627
モンテヴェルディとその周辺
演奏:エクス・ノーヴォ室内合唱団
会場:豊洲文化センターホール
2018年5月30日

このグループの公演を聞くのは初めて。指揮の福島康晴と各パート2名ずつというメンバーである。
19時開演なのに18時20分開場(自由席)とちょっと早いのはどうなのよ?と思ってたら福島氏が出てきてプレトークをやった。
マドリガーレの発達の歴史をたどる内容で、ア・カペラとは現代で言う意味とは違って、四声の曲があれば声も楽器もそれぞれなぞるということだったとのこと。その後、「通底」という概念が出てくる。
やがて歌をなぞるだけでなくなり、器楽の独立したパートが登場する。それが「マドリガーレ・コンチェルタート」ということだそうな。勉強になりました(#^.^#)

このグループは、これまでずっと宗教曲をやってて、今回初めて世俗曲を演奏したそう。全曲、独立したヴァイオリンと通奏低音のパートがある曲である。
全13曲中、モンテヴェルディは4曲で、残りはヴァレンティーニ、マッツォッキ、ロヴェッタ(後者二人は初めて聞く名前)だった。

曲によって、歌手5人になったり器楽も通奏低音だけになったりした。テオルボは佐藤亜紀子、鍵盤の桒形亜樹子はオルガン&チェンバロの二段重ねを使用、加えて櫻井茂のヴィオローネも参加。
前半の最後に歌われたモンテヴェルディ「私は燃え上がり~」は彼の得意技(?)の暗くて激しい曲で、その情念がヒシと伝わってきた。

ヴァレンティーニの「あの小鳥はとても甘美に歌い」では作曲者自身が指定している「水で満たしたクレタ島の小夜啼鳥」という正体不明の楽器が登場chick 衝立の陰から演奏された。かなり個性的な音である(^^;
正体はおもちゃの鳥の形をした笛で、なんでも、福島氏がイタリアの友人にどういうものか尋ねたところ送ってきてくれたそうだ。

続くマッツォッキは3曲とも「濃ゆい」という言葉がピッタリな印象。それにしても、マドリガーレってこういう暗めの詩がやたらと多いですなあ。
ラストはやはりモンテヴェルディの長めの曲で、さすがにコーラスにやや乱れるところがあったような気もした

とはいえ、全体的な感想としては大いに満足full 日本でモンテヴェルディというと鈴木美登里率いるラ・フォンテヴェルデが断トツだと思っていたが、その他にも日本でこれだけ歌えるグループがいたのかいsign03と、正直なところ驚いた お見それしましたm(__)m
次回は「HBS333」にちなんだプログラムらしいが、できたらまた行きたいと思う。
器楽陣のヴァイオリンは二人とも若手の女性。これからの活躍を期待しております。

この会場は初めて来たが、ビルの5階ということで、どこからそのビルに入っていいのかまず戸惑ってしまった。(雨降ってたし)
ステージの奥と右側がガラス張りになっていて、東京湾方面(多分)を見渡せる風景が美しい。視界の半分を隣接のマンションが塞いでいるのが無念だけど(@_@;)
新しくてキレイで座席もゆったりしててよいのだが、そのガラスのせいかやや音がデッド気味なのは残念だった。


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