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2018年6月10日 (日)

「野々下由香里 ソプラノリサイタル」:涙のダブルブッキング

180610
フランス古典を辿る
会場:近江楽堂
2018年5月11日

目に付くと面白そうなコンサートのチケットは即購入することにしている。BCJの定期が出たーと買い、野々下さんの十八番おフランスもののソロ公演があると聞けばまた買い--と、気が付いてみれば二つとも同じ日時じゃあ~りませんかっ(!o!)
トホホsweat02全くドジである。しかも、会場が都内の西と東に遠く分かれていればまだしも、同じビルの同じフロアで隣り合っているのだ。悔しさもひとしお。
よーし、こうなったら二つの会場を行ったり来たりするぞー\(◎o◎)/!

……などとできるわけもなく、BCJはまたいくらでも聞く機会はあるということで、今回は野々下公演を選択したのだった。BCJ公演のランたんやギヨンにも未練は残るがのうdown

サブタイトル通り、16世紀から18世紀のフランス歌曲を歌うプログラム。チェンバロ担当は桒形亜樹子である。
前半は時代順に、まずルネサンス期セルミジのシャンソンから。続いてエール・ド・クールはボエセの作品。さらにイタリアオペラの影響を受けてより劇的なエール・セリユー(←この名称、初めて聞いた)は、ランベールとド・ラ・パールの恋愛歌が歌われた。
そしてF・クープランに至る。

後半はバッハと同時代のカンプラのカンタータ「エベ」。フランスのカンタータは、独唱でレチとアリアに当たるものを3回ずつ繰り返す。かなり長めの曲を力唱した。
最後はド・ラランドの「聖金曜日の第3ルソン」で、他の作曲家も同様の形式を書いていて、「エレミアの哀歌」を歌詞にしている。
曲は優雅で美しいが、詞の内容は民族の苦難を綴る。それを野々下由香里はグイッと力技で歌い切ったのであった。

どの時代のどの形式にも即して、フランス歌曲の優雅さと美しさ、そして力強さを充分に味わえたコンサートだった。頭からシッポまでおフランス趣味(^^♪

チェンバロのソロはクープラン家のルイとフランソワ、それぞれ一曲ずつ演奏された。桒形亜樹子の鍵盤さばきは剃刀の切れ味の如くhairsalonでしたよ。
使用したチェンバロの装飾が美しくて目がくらみそうだった。プログラムには何も書いてないけど、こちらの写真のやつ。金色と暗緑色の対比が美しい。(葉っぱはアカンサス?)

次回はぜひBCJと重ならない日にお願いしまーす(^^)/


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