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2018年10月26日 (金)

「クピドのまなざし」:教会に音の旋風

181026
モンテヴェルディの系譜をたどって
演奏:村田淳子ほか
会場:日本福音ルーテル東京教会
2018年10月17日

ソプラノ歌手の村田淳子という人、スイス在住だそうである。名前を聞いたことがなかったが、杉田せつ子ヴァイオリン、北谷直樹チェンバロ、高本一郎リュートという顔ぶれにも引かれて行ってみた。

サブタイトルに「モンテヴェルディの系譜」とある通り冒頭に彼の歌曲が4曲歌われ、その後は後輩筋にあたる作曲家の作品を中心に展開した。

村田氏は強力かつ劇的な歌唱で聴衆を引き付けた。この勢いだとヘンデルあたりまで軽々と歌ってしまいそうである。おまけにドレスの裾で最初気付かなかったが、裸足だったfoot
共演の北谷・杉田のご両人のパワーある演奏に、普通の歌手だと負けてしまいそうだが全く押しの強さで引けを取らず、会場圧倒したのであった。
そんな中で高本氏のリュート独奏曲は、さわやかさにホッと一息shineつけた。

作曲家はカヴァッリ、チェスティなどは知っているが、フェッラーリ、デッラ・チャイアの二人は名前も初めて聞いた。後者は本業の音楽家ではなく航海士で、船上で暇な時間に作曲してたとのこと。ナオキ氏がチェンバロ独奏曲を弾いたが、畳み掛けるような速いフレーズの繰り返しが印象的だった。

プログラム冊子の解説に色々と知らなかったエピソードが書かれていて面白かった。カヴァッリというのは仕えていた貴族の姓を貰ったとか、バルバラ・ストロッツィは当時希少な女性音楽家だったので陰湿な攻撃をされたとか……。やはり(-"-)

ナオキ氏のためにミルコ・ラザールという現代作曲家が書いた器楽作品も披露された。これは杉田氏と共演で(弓を取り替えて弾いていた)もうすぐCDが出るらしい。
彼女は数年ぶりに見た(聞いた)のだが、スカーフ巻くのやめてるのを初めて知った。確かに、あれだと曲ごとに巻き直したりして大変だわな。

村田氏にはバロックオペラでぜひ聞いてみたいと思った。いつかお願いしますnotes


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