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2018年11月30日 (金)

「HBS333 ヘンデル・バッハ・スカルラッティ生誕333周年記念」:人気のない街角にヘンデルの美メロ流れる

181130
演奏:エクス・ノーヴォ室内合唱団演奏会
会場:JTアートホールアフィニス
2018年11月3日

祭りはクープランだけぢゃないんだよannoy 「HBS333」をお忘れなく\(◎o◎)/!
生まれた年が同じ3人の作曲家(没年は違う)、ちょうど縁起がいい(?)333周年ということで、各地で記念コンサートが行なわれております。
前回のモンテヴェルディがよかったこのグループもHBSするというので行ってみた。

この日もプレトークがありヘンデル研究者の三ヶ尻正が登場して、3人の作曲の比較や個々の作品を解説した。しかし、作成してきたパワポの画像が時間に比して多過ぎ……。どう見ても1分間に1枚は送っていかないと間に合わないぐらいなのに、そうは行かずにあっという間に時間切れclockとなってしまった。

共通のテーマはカトリック音楽。この3人で、なんでそうなるの(?_?)という感じだが、最初のバッハ作品はパレストリーナのミサ曲を彼が編曲した「ミサ・シネ・ノミネ」であった。合唱(11人?)はもちろん、器楽隊も全員総出演。
トロンボーン3本も入って華々しい響きだった。もっとも、ミサと言えどキリエとグローリアしかないのでこの曲が一番短かった。

次のドメニコ・スカルラッティ「スターバト・マーテル」は合唱とオルガン、テオルボ2本のみ。彼の名を聞けばただちにsoonチェンバロ曲、となるがこんな宗教合唱曲を作っていたとは知らなかった。リスボンの地震で楽譜が失われたことで構成にあまり伝わっていないとのことだ。
十声の作品だが1人1パートで歌うので大変そう。どうも全体的にひねくれている展開で、聞いてて「快」の方向には決して行かない。なんだかはじき飛ばされそう。

後半はヘンデル「ディクシット・ドミヌス」一曲だった。これが本日のメインメニューと思われる。
若きヘンデルがイタリア修行中に注文された曲とのことで、背景には当時の政治状況が色々とあったらしい。

全八曲から成り、合唱の曲とソリストが出て歌うもので展開する。後年のヘンデル節が既に炸裂impact ラストの「父と子と聖霊に栄光あれ」は非常に複雑な合唱曲で聞いていて目が(耳が)くらみそう(@_@;) よくぞ歌い切ったfujiという感動に会場は拍手喝采となった。
しかし、指揮の福島康晴はこれをもう一度アンコールでやらせるというのは、サディストですかな)^o^(
器楽隊は六曲目の「あなたの右におられる主は」が、早いフレーズを畳み掛けるようにして勇ましい調子へと持って行ったのがお見事だった。

次回は親の方のスカルラッティをやるらしい。また行きたいと思う。

さて、この会場来たのは初めてだったのだが、レセプション会場みたいな所の床に椅子を並べて音楽ホールとして使用してるのね。まあ音的には文句はなかったけど。
土曜なので本来は昼公演だったらしいが、来日して東京だけコンサートがなかった某海外グループのシークレット演奏会が急きょ入ったらしくて、夜になったもよう。


周囲は完全オフィス街なので、土曜の夕方なのに歩道に人影が全くないのに驚いたdanger
店も開いているのはコンビニとすき屋だけ。まるでゴーストタウンである。


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