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2019年3月 6日 (水)

「縦と横のファンタジア」:縦横笛尽の大活躍

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演奏:ジャック・アントワーヌ・ブレッシュほか
会場:近江楽堂
2019年2月13日

ハルモニア・レニスはリコーダー水内謙一、チェンバロ村上暁美の二人組ユニットで、過去に彼らが参加したコンサートは「コレッリへのオマージュ」「シェイクスピアの春夏秋冬」を聞いたことがある。いずれもひと工夫ふた工夫した面白い内容だった。

今回はヨーロッパで活躍中のブレッシュを招いてのコンサート。彼はフルートとリコーダー両方をこなす、そう、両笛使いの演奏家だったのだ
彼は6回も来日しているという親日家で、なんと銭湯好きだそうな(昨日も入ったとのこと)

取り上げた作曲家はテレマン、オトテール、ドルネル、バッハ、クヴァンツだった。基本はリコーダー(ボイスフルート)とフルート(とチェンバロ)の組み合わせである。
オトテールについてはブレッシュ氏が持ち替えて純粋にリコーダーのみの二重奏。しかも会場の横の特設コーナーで照明を絞って雰囲気たっぷりの演出による演奏だった。会場に染み入る、対話するような笛の音--だだ私が行ったのは昼公演で明るかった(天井に窓がある)ので、夜の方がもっと効果的だったかも。

バッハではブレッシュ氏単独のフルート芸を堪能。ラストのクヴァンツは「フルートとリコーダー、通奏低音」と極めて珍しい笛の組合せが指定されている作品だった。
かと思えば、ドルネルの曲は二種の笛が同じように聞こえるように吹いたとのことで、縦も横も大いに楽しめたプログラムであった(^O^)/
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チェンバロ独奏は、あのバッハと演奏対決直前に敵前逃亡したという(あくまでも伝説だが)マルシャンのプレリュードだった。
このチェンバロがシノワズリーの陶器のような極めて美しいもので、オリジナルの楽器はバッハが特注して使用したものと推測される。終演後は人だかりがしていた。
以前のコンサートでも説明していたが、このチェンバロの爪は村上氏が実物の鳥の羽を削って作成している。鳥はハクチョウと、なんとハゲタカ(!o!) ハゲタカの方がしっかりした強めの音が出るそうだ。
ハゲタカは日本にいないので海外に行った時に入手するとのこと。他の鳥だったらどうだろうなどと考えてしまった(^^ゞ 大きさが同じくらいだから、フラミンゴ、ダチョウ、とか

次回の公演は驚きの「英独仏伊バロックユーロカップ」だって 前半に4カ国の曲をやって客に投票してもらい、後半に上位2カ国で決勝……聞いてみたいですう(^◇^)
でも場所が鶴見というのはビミョーな位置なんで、検討中


↓こういうアンケート用紙が配られたのだが、来たきっかけの選択肢が「強要されて」というのは初めて見た。何人がマルを付けたのかぜひ知りたいところである。
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