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2019年4月

2019年4月30日 (火)

聞かなきゃ損々!古楽コンサート 5月版

連休中は深く静かに潜航しております。

*8日(水)J.S.バッハのモテット全曲演奏会(Salicus Kammerchor):豊洲シビックセンター ♪13日に武蔵野公演あり
*11日(土)バッハ家の音楽会(エマニュエル・ジラール&大村千秋):近江楽堂
*12日(日)マドリガーレからオペラへ(ラ・フォンテヴェルデ):ハクジュホール
*  〃   拝啓テレマン様(堀内由紀ほか):入間市文化創造アトリエ・アミーゴ
*17日(金)ウィーンのリュート音楽(佐藤豊彦):近江楽堂
*18日(土)アレッサンドロ・スカルラッティのレスポンソリウム(エクス・ノーヴォ室内合唱団):神田キリスト教会 ♪17日に千葉公演あり
*26日(日)オケゲムのミサ《ミミ》(ヴォーカル・アンサンブル カペラ):大森福興教会 ♪31日に東京カテドラル聖マリア大聖堂公演あり
*30日(木)音楽と美術の幸せな結婚 ヨーロッパの十字路ウィーン(大塚直哉&柳家花緑):よみうり大手町ホール
*31日(金)ヴェルサイユの華 マラン・マレの生誕を祝して4(鳥生真理絵ほか):近江楽堂

これ以外はサイドバーの「古楽系コンサート情報」 をご覧ください。
12日深夜にNHK-BSプレミアムシアターでラモーの「イポリットとアリシー」(ベルリン国立歌劇場)放映あります。

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2019年4月26日 (金)

「宮廷人の優雅なたしなみ」:画家の眼の中、音楽家の耳の中

190426ルネサンス音楽と絵画をつなぐ象徴の世界
演奏:ソフィオ・アルモニコ
会場:トーキョーコンサーツ・ラボ
2019年3月23日

ルネサンス・フルート吹き4人によるソフィオ・アルモニコ、コンサートは初めてである。この日はソプラノの鏑木綾とトークで愛知芸大の高梨光正が加わって、絵画と音楽の両面からルネサンスを体感するプログラムだった。

幾つかのテーマに分けて絵画の画像を出しながら解説しそれから演奏というもの。ただ、普通なら奏者は演奏だけでトークはしないという形式が多いが、この日はテーマごとに一人ずつ奏者も音楽面の方からの解説をやった。同じテーマでも音楽と絵画では捉え方が異なっていて、興味深かった。

特に「鳥」テーマで前田りり子が語ったアルカデルトの「優しい白鳥」についての音楽家側の解釈というのが、非常にぶっ飛んでいて笑ってしまった。(高梨氏には否定されてしまったが)
他に「運命」「目」「羊飼い」など。歌曲では歌詞の朗読もあり。ビックリしたり下世話な内容もあったりして(^^;盛りだくさん、分かりやすくて面白かった。
歌曲では歌詞の発音やアクセント、そして内容によって共感するイメージを作ると(妄想すると)うまく演奏できるそうである。では、果たして聞き手の方も妄想するといいのだろうか、なんて♨

美術史を教えているという高梨氏は高い年齢層の客席に向かって、学生向けのギャグを時折使用してはスベっていた。ギャグも対象を考慮して使用して頂きたいもんである。

会場は初めて行った場所。隣のスコットホールは以前来たことあるが。椅子を並べたレクチャールームみたいな部屋である。
客のとあるオヂサンは両隣に人がいないせいだと思うが、公演中に靴脱いで靴下(しかも穴が開いている)のクズを取っていた。そういうことは自分の家でやって欲しい。
また、客席内に前回前々回でも見かけた人をやはりここでも発見。狭い業界です(^^;ゞ


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2019年4月22日 (月)

「天才作家の妻 40年目の真実」:ベスト・カップル ぺンとしゃもじは一度に両方握れない

190422監督:ビョルン・ルンゲ
出演:グレン・クローズ
スウェーデン・米国・イギリス2017年

予告や事前情報を見て、妻が書いた作品を夫が横取りしたような話かと思ったが、実際には少し違っていた。

夫婦は元々、教授と教え子という関係でどちらも作家志望である。しかし、妻の方が文章がうまく有望視されるも発想がうまくないということで、夫が着想と編集者、妻が文を書くという分業体制を取り、夫の名で出した小説は幾つもベストセラーとなる。
遂にノーベル賞を取ることになり、ここで妻の方が爆発するのであった。

しかし、この設定にはどうも無理がある。若い頃には妻が執筆している間、ダンナの方が家事や育児(ついでに浮気も)してたというのに、年取った今では彼はあたかも自分が書いた(心からそう思い込んでいる)ようにふるまっているのである。

しかも今では日常生活が何事もルーズな夫はケアや家事を妻の方に頼りきりだ。この事自体は老年夫婦にはよくある光景だが、その逆転はいつ起こったのか。彼は一度病で倒れてその後は半ば引退生活を送っているようだから、その時からなのか。
いずれにしろ若かった時の輝きはもう存在はない。

とはいえ、全体のタッチは深刻ではなく下世話で軽妙。夫婦ゲンカしては何か起こってうやむやになり……を繰り返す。他所の家の夫婦をチョイと覗き見する気分である。ラストの大ケンカは手持ちカメラでグルグル回って撮り、これでもか👊と迫る勢いだ。

ここに至って、私が期待していた「小説家の業」みたいのは関係ない、いやそもそも作家じゃなくても成り立つ話だと理解したのであった。
早い話、この夫婦の家業が「町工場」とか「パン屋」でも全く構わない。夫婦で作り出した独創的なパンを発売して評判になりコンテストでも賞を取ったパン屋の亭主が、「いやー、ウチの女房はパンに触りもしない」などと喋ったらどうなるか、という事である。

ただし役者は素晴らしい。グレン・クローズは惜しくもオスカー逃したけど、取ってもおかしくない迫力。相手役のジョナサン・プライスは本当にイヤ~ンな加齢臭漂ってくるような見事なオヤヂ演技だった。
ルポライター役をやったクリスチャン・スレイターはいつの間にかG・オールドマン風狡猾さを身に着けていて、これもよかった。

まあ、全体としては私の期待とはズレていたんで仕方ないってことですね。
ラストシーンはまだ自分で書く気マンマンとも解釈できるが、どうなのだろうか。だって一番おいしいネタが残ってるじゃないの。

 

作家の夫婦って難しい(円満な人もいるが)。日本だと高橋和巳・たか子、生島治郎・小泉喜美子あたりが有名だろうか。後者は夫が妻の才能を恐れて書くのを禁じたという噂もある。
T・S・エリオットはそれこそ「妻が半分書いた」説があり。以前見た映画『愛しすぎて 詩人の妻』では完全に悪妻になっていた。

最近明らかになったのは、井上光晴の奥さんである。彼が締め切りに追われた時に代理で短い随筆や旅行記を書いていたのとのことだ。
娘の井上荒野によると文才はあったのに、井上光晴が書かせなかったということだ。そういう「作家の妻」の怨念の物語をもっと知りたいのだ。

 

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2019年4月18日 (木)

「奇想の系譜展」記念コンサート 1:どちらも負けぬ!東西奇想比べ

190418aザ・バロック 江戸の奇才、ヨーロッパの奇才
演奏:江崎浩司ほか
会場:東京都美術館講堂
2019年3月17日

恒例、上野界隈で行われる「東京・春・音楽祭」の展覧会関連コンサート、今年はたまたま博物館・美術館の企画が近現代ものが多かったせいか、純粋に古楽系はこの一つだけだった。

リコーダー江崎浩司が中心のアンサンブル(ヴァイオリン2+ヴィオラ+チェロ)が、「奇想の系譜」で展示されている日本画と同時期で同じテーマの音楽をルネサンス、バロックの作品から選んで演奏するという趣向である。

この手の企画では定番のヴィヴァルディがもちろん最多登場。「鳥」テーマで『ごしきひわ』、「幽霊」「眠り」では『夜』(曲中に幽霊が登場)、そして『海の嵐』……と「奇想の系譜」にハマリ過ぎな作品の数々である。いずれもリコーダー大活躍だった。

リコーダーと言えばJ・ファン・エイク。『笛の楽園』から「鳥」の『ナイチンゲール』、そして「美人図」にちなんで『かわいいマルティーナ』(これは自殺した娼婦の曲とのこと)。もちろん江崎氏の独奏だ。
他にはラモー作品から「花」、J・ブロウでは「狩猟」、パーセルは「猿」となんでもあり。まさに展覧会だけでなく、こちらも「奇想」では負けてはいない。

しかし一番の注目(注耳?)は、まさに曲自体が奇想だということで選ばれたC・P・E・バッハのトリオソナタだろう。バスリコーダーを指定というのがそもそも珍しいが、さらにヴィオラ、チェロという奇妙な編成の作品である。確かにあまり聞いたことのないようなサウンドで驚いた。

かくも奇想尽くしのコンサート、江崎氏は展示作品との関連を曲ごとに解説し、アンサンブルではリーダーを務め、さらに独奏も披露し、ついでに発売したばかりのCDも宣伝し(もちろんサイン付き)……と大活躍だった。
聞いててサービス精神に富んでいて面白かったけど、一つ残念だったのはこの編成だともう一つ低音楽器が欲しかったところ。「ああ、ドスのきいた低音が聞きたい」なんて思っちゃいましたよ(^^ゞ

アンコールで初めて気付いたのだが、江崎氏が着ていたアロハみたいなシャツ、よくよく見たら、五色かは不明だが様々な色の鳥の羽根模様だった。さすがである。

客席に前日のアンジェリコの公演でも見かけた人がやはり来ていて、考えることは同じだなと思ったり……(^^;;

どうせだから展覧会の方も見て行こうかと思ったら、チケット売り場に行列が出来ていた。さらに係員が入口で「中は混雑しておりまーす」と叫んでいたので、あきらめてスゴスゴと帰った。
やはり本気で見るんだったら、平日の早い時間に上野駅の改札内の窓口でチケット買って行くぐらいじゃないとダメですわな💥
190418b

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2019年4月10日 (水)

「バハールの涙」:ノー・ウェイ・トゥ・ヘヴン 男子無用の戦場

190410 監督:エヴァ・ユッソン
出演:ゴルシフテ・ファラハニ、エマニュエル・ベルコ
フランス・ベルギー・ジョージア・スイス2018年

2014年、フランス人女性ジャーナリストがシリアでクルド人の女性兵士たちを取材する。彼女はそこでバハールという女性部隊の隊長と知り合い、戦闘地域へと赴く。
バハールの語る回想と現在の戦闘が交互に描かれる。

回想部分は過酷な場面が続く。バハールは自らも職業を持ち夫と息子と暮らしていたが、ISの襲撃によって成人男性は全て殺され、女は奴隷として売られることになる。
これが捕虜とかではなく、文字通り「奴隷」制度でありIS勢力の個人の家に売られていく。しかも奴隷市場で最も値段が高いのは彼女のような大人ではなく、少女だというのだ。ええーっ(>O<) どこの国でもお下劣野郎が考えることは同じだぜ💢

そして臨月の妊婦を連れての逃走劇。そこでの「人生で最も重要な30メートルよ!」は心を刺すセリフだと誰もが思うだろう。

戦闘場面もまたかなりの迫力である。イスラム教徒は「女に殺されると天国に行けない」と信じているとのことで、女性部隊が先頭に立って突進する。
興味深かったのは、戦闘で死んだばかりの敵兵士が持っていたスマホに電話がかかってきて、その男の兄と会話するくだりである。いかにもネット時代の殺伐とした状況だ。

バハールの瞳は常に悲しみに満ちているが、一旦戦闘となれば鬼神の如く容赦がない。演じているゴルシフテ・ファラハニは『彼女が消えた浜辺』で奥さん役やってた人だよね。心打たれる好演です。

一方で、女子の部活合宿を思わせるような女性兵士たちの日常あり、また夜間の爆撃シーンの壮絶な美しさ、湧き上がる噴煙の不思議な造形など引き付けられる描写も多い。
物語は壮絶だが、全て淡々としている。無機的な音楽も良い。

ただ、映画の宣伝でジャーナリストの存在についてほとんど触れられていないのはなぜだったのか。取材中に片目を失い、地雷で同じくジャーナリストの夫を亡くしたというやはり壮絶な人物(複数のモデルがいるとのこと)なんだけど(?_?)
ノーベル平和賞のナディア・ムラドに関連させてさかんに宣伝してたから、そちらは言及しなくてよいと判断したのだろうか。
彼女の役柄については桜井一樹が、「敵」と同時にさらに別の第三者の存在が物語を強靭にしていると書いていたのが、大いに頷けた。まさに彼女は不必要ではなく、いなくてはいけない存在だったのである。

なお、逆ベクデル・テストはパスしない(多分)。男性だけで会話する場面がほとんどないからである。

見てて疑問だったのは、主人公はイスラムではなくヤズディ教徒なのだが、戦闘中で敵から同じ部隊の兵士が「異教徒め」と罵られると、その兵士は「ばか、私はイスラム教徒だ」と答えたこと。
ISに奴隷にされていた女性を集めた部隊だから、宗教混合部隊とかあるのかね? ちょっと考えられない。
それとクルド語で自爆兵のことを「カミカゼ」と言っていたのは驚いた。日本スゴイ……のか💧

 

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2019年4月 4日 (木)

「涙のきらめき」:大迫力!金管部隊

19040417世紀ザルツブルグ 祈りの宮廷音楽
演奏:古楽金管アンサンブル アンジェリコ
会場:淀橋教会小原記念チャペル
2019年3月16日

チラシを見ると、この団体はもう公演6回目とのこと。全く知らなかった。金管中心というのも珍しいので行ってみた。

編成はサクバット6、コルネット4、ナチュラルトランペット2、そしてドゥルツィアン、ヴァイオリン、オルガンが各1名という、会場に比してかなり大人数だった。(普段は少人数のアンサンブルが多いもよう)
そのうちのコルネットの一人、ドルツィアン、ヴァイオリンは海外からのゲストである。(バーゼル?で一緒だったらしい)

プログラムはビーバーの「15声のレクイエム」が中心で、合間に他の作曲家(ベルターリなど)の短い曲やビーバー自身の「ロザリオのソナタ」を挿入するという構成。
当然ながらレクイエムは声楽だが、それを管楽器に置き換えて演奏するわけだ。その迫力&音量は相当なもん。

プログラムには、時代と共に優秀で大きな音が出る楽器が登場すると「今度は本来いちばん大切なはずの「歌」がおろそかになりがちに」とある。原点である「歌」の世界に戻ってみようということらしい。

その意気やよし🆗ということで、会場は今までに聞いたことのないほどの輝かしい響きに満たされた。
ゲストのアンドレア氏のコルネットの妙技や、珍しやドゥルツィアンの独奏曲(聞きごたえ大いにあり)もあった。普段なかなか耳に出来ない貴重なコンサートだったと思う。

ただ、会場が編成に比して小さすぎ。武蔵野市民文化会館の小ホールぐらいの所だったら丁度良かったのではないかと感じた。
また元々この会場の特性だが音が拡散気味で位置によってよく聞こえないことがあり(距離は離れていないのに)、この日は私からは合奏時のコルネットやヴァイオリンが聞きにくかった。
なお、予想外に当日券の客が多かったということで、教会の長椅子1つに4人座らせられてかなり苦しかった(ーー;)

また会場の案内板が分かりにくくて、数年ぶりに来た私は1階でウロウロしてしまった。初めて来た女の人はさらに迷っていた。なんとかしてくれい。

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2019年4月 2日 (火)

このスピーカーを墓標にしてくれ 初心者モード・オーディオ購入記

先日、アンプとスピーカーを買い替えた。そもそもは買って10年経ってないマランツのアンプが音がたまに出なくなったことが原因。実は買って4年目には完全に出なくなり修理してもらったことがあったのだ。また故障では買った方がいいと考えた。
しかしCDプレーヤーならともかくアンプが10年もたないとはひどい。どうなってんだ。

まずどこで買うか考えねばならぬ。前に買った秋葉原の電気店は既に閉店している。かといってオーディオ初心者もどきが専門店行っても相手にしてもらえないだろう。 仕方なく量販店にする。数店回ったがAV売場はどこも大きいが、音楽のオーディオの方はあまり力が入ってない。
試聴スペースが広い店は常駐の店員がいないし、店員がいる所は試聴スペースが貧弱。困ったもんである。 結局、店員が常駐している所に行ったが、果たしてその選択が正しかったのかどうか。
で、価格帯と重量(重すぎて自分で持ち上げられないのは困るので)の条件を言ったら、ほとんど選択の余地はなかった。

すすめられたのはデノン(私の世代だとデンオンと書いてしまいそう)とマランツ。後者には今使ってるヤツで懲りたのでデノンを選んだ。
ちなみに、その前に他の系列の量販店で試しに重量の多いアンプは困るのでと聞いてみたら、「軽いですよ~」とか言って、なんと真空管のヤツをすすめてきた。トーシロに真空管なんか売りつけるな!

しかしデノンのアンプの問題は端子の数が少ないこと。同クラスのマランツのアンプなら端子がたくさんあるのに、デノンにはないのだ。
私が持っている機器を繋ぎきれないという問題が発生。 CDプレーヤー、CDレコーダー、カセットデッキ、アナログプレーヤー、FMチューナー、TV音声。
TVは光ケーブルにするとしても数が足りない。結局あまり普段使ってないカセットデッキとCDレコーダーを使用時にプラグを差し替えることで決着した。 時代とはいえ、このデノンにはチューナー用の端子がないのにはビックリ。代わりにネットワークオーディオの端子に繋ぐしかなかった。

スピーカーの重量が結構あるので、自宅に設置に来てもらった。担当のおにーさんはAVの方は詳しいようだったが、オーディオ系はよく知らないらしく(これも時代か)「PHONO」の意味が分からなかった。おかげでアナログプレイヤー繋げる端子がないと言い出す始末であった。これにも驚いた。
もうひとり来た年下のおにーさんの方は結構詳しいらしく、そこら辺は知っていた。しかし、カセットデッキについては「さすがにこれは分かりません(@_@;)」と、使い方を全く知らないようだった。

スピーカーはブックシェルフ型を買うつもりだったのが、ついうっかりお高いトールボーイ型を選択してしまった。そのため自分では設置できず……。 20キロ以下なら持ち上げられるかと思ったけど、移動する時は横に引きずるしかない。大丈夫なのか自分でも不安である。

このような苦労はあったが、実際に聞いてみると価格に比例して音が良くなったのは確か。もう自分が死んだら墓石の代わりに使ってもらうしかない。
音が変わったのは古楽、R&B。意外にも正統的なアメリカンロックやフォークはあまり変化なかった。
古楽で通奏低音がバリバリ聞こえるようになったのは嬉しいぞ。コントラバスの弓さばきまで目に見えるよう。
結局、音質の変化以前に今まで聞き取れなかったような微細な音が聞こえるようになったのは大きい。もう何十回も聞いた大貫妙子のCDかけたら、これまで気付かなかったバックのアコギの音が聞こえたのには驚いた。

逆にロバート・グラスパーのような情報が多いサウンドを聞いてると疲れてしまう。困ったもんだ。しかも大して音量あげてないのに超低音がズンズン響き過ぎで音圧高く、下の階に響いたらどうしようと思うほどだ。この手の曲をかける時にはトーンコントロール変えるしかないのかね。

これで一件落着と言いたいところだが、前のアンプと同じ頃に買ったCDプレーヤー(これもマランツ)がやはり調子悪く、消費税上がる前に買い替えるしかないという--。金が出ていくよ~\(-o-)/
それと、スピーカー良くしたらコードも交換した方がいいと言われた。で、勧められたのがなんと1メートル1万円💥
そんなの左右の分買ったらプレーヤーが買えちゃうわいっ<`~´>

 

 

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