« このスピーカーを墓標にしてくれ 初心者モード・オーディオ購入記 | トップページ | 「バハールの涙」:ノー・ウェイ・トゥ・ヘヴン 男子無用の戦場 »

2019年4月 4日 (木)

「涙のきらめき」:大迫力!金管部隊

19040417世紀ザルツブルグ 祈りの宮廷音楽
演奏:古楽金管アンサンブル アンジェリコ
会場:淀橋教会小原記念チャペル
2019年3月16日

チラシを見ると、この団体はもう公演6回目とのこと。全く知らなかった。金管中心というのも珍しいので行ってみた。

編成はサクバット6、コルネット4、ナチュラルトランペット2、そしてドゥルツィアン、ヴァイオリン、オルガンが各1名という、会場に比してかなり大人数だった。(普段は少人数のアンサンブルが多いもよう)
そのうちのコルネットの一人、ドルツィアン、ヴァイオリンは海外からのゲストである。(バーゼル?で一緒だったらしい)

プログラムはビーバーの「15声のレクイエム」が中心で、合間に他の作曲家(ベルターリなど)の短い曲やビーバー自身の「ロザリオのソナタ」を挿入するという構成。
当然ながらレクイエムは声楽だが、それを管楽器に置き換えて演奏するわけだ。その迫力&音量は相当なもん。

プログラムには、時代と共に優秀で大きな音が出る楽器が登場すると「今度は本来いちばん大切なはずの「歌」がおろそかになりがちに」とある。原点である「歌」の世界に戻ってみようということらしい。

その意気やよし🆗ということで、会場は今までに聞いたことのないほどの輝かしい響きに満たされた。
ゲストのアンドレア氏のコルネットの妙技や、珍しやドゥルツィアンの独奏曲(聞きごたえ大いにあり)もあった。普段なかなか耳に出来ない貴重なコンサートだったと思う。

ただ、会場が編成に比して小さすぎ。武蔵野市民文化会館の小ホールぐらいの所だったら丁度良かったのではないかと感じた。
また元々この会場の特性だが音が拡散気味で位置によってよく聞こえないことがあり(距離は離れていないのに)、この日は私からは合奏時のコルネットやヴァイオリンが聞きにくかった。
なお、予想外に当日券の客が多かったということで、教会の長椅子1つに4人座らせられてかなり苦しかった(ーー;)

また会場の案内板が分かりにくくて、数年ぶりに来た私は1階でウロウロしてしまった。初めて来た女の人はさらに迷っていた。なんとかしてくれい。

| |

« このスピーカーを墓標にしてくれ 初心者モード・オーディオ購入記 | トップページ | 「バハールの涙」:ノー・ウェイ・トゥ・ヘヴン 男子無用の戦場 »