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2019年5月29日 (水)

バッハ「マタイ受難曲」:新兵器の効果を見よ

190529 演奏:バッハ・コレギウム・ジャパン
会場:彩の国さいたま芸術劇場音楽ホール
2019年4月13日

今年度のBCJマタイ東京公演はオペラシティで2回も開催する大盤振る舞い(それだけ人気があるということだろうが)。そのほぼ一週間前に埼玉公演があったので、そちらの方に行った。会場が小さいので間近に聴けるのがよい。

実際、迫力は十分すぎるほどだった。合唱は当然だが、正面奥に特注✨新兵器の中型パイプオルガンが設置されてデンと控えて、厚みのあるサウンドを作り出して効果を発揮していた。この新兵器は初台でも使用したらしい(分解して運んだ?)。
息子優人氏が会場側に背を向けて座って弾いていて、真後ろで父雅明氏の指揮をどうやってみるのかと思ったら、両サイドにバックミラーみたいのが付いているのだった。

録音も同時に行うということがあるからだろうか、鈴木家ほぼ総動員(ミドリ氏除く)で、ヒデミ氏もいて兄弟共演は久し振りに見た気がする。昔聞いた時も感じたが、終盤の神殿の幕が真っ二つに避ける件り、チェロが本当に神殿を本当にぶち壊さんばかりにガシガシ弾いていたのだった。

櫻田亮エヴァンゲリストはかなり演技に比重かかった歌唱で、迫力あり。イエス役クリスティアン・イムラーは深みのある声で重厚な味が濃いものだった(個人的にはもうちょっと軽めのバスが好きですが(^^;)。
第一グループのアルトのダミアン・ギアンは前半やや調子が悪い?かと思えたが後半はシャッキリと復活していた。
キャロリン・サンプソンは絶好調🎵 軽すぎず重すぎず、悲哀に寄らず歓喜に寄らず、聖でもなく俗でもなく、この作品で地上に立つ人間の声を体現していたと言っていいだろう。マサアキ氏によると、今回のレコーディングはキャロリンが「マタイ」を録音したことがないという話を聞いて思いついたそうだ。

合唱については少しバラついて聞こえた瞬間があった。座席の位置のせいかしらん。
それから、独唱の後でブラボーが飛んだ場面があって驚いた。

やはり、この会場で聞けてヨカッタ🆗 ただ楽器の保護のためか、会場が寒くて参った。上方から冷風が吹いてくるんだもん(-"-)

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