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2019年6月15日 (土)

「バッハ家の音楽会」:息子もよろしく

Photo 演奏:エマニュエル・ジラール&大村千秋
会場:近江楽堂
2019年5月11日

昼と夜の部、それぞれ別内容だったので二つ合わせて感想を書く。
昼はチェロ・ピッコロ使用で、バッハの無伴奏チェロの6番。冒頭の低音がガンガンとすごい反響で驚いた。ジラール氏の解説(よく聞き取れなかった)によるとこのチェロは祖母(奥さんのか?)の家にあった桜の木で作ったらしい。トップの飾りは弁天様の顔で奥さんをモデルにしたとか。(と言っていたと思う、多分)

そしてチェンバロと共に父バッハの無伴奏から50年後に作曲された息子ヨハン・クリストフ・フリードリヒのソナタを演奏。父の無伴奏とは正反対の非常に穏やかな曲調だった。ちょっと穏やか過ぎたかも……💤
最後はオルガン曲のトリオ・ソナタ5番である。オルガンの右手の部分をチェロ・ピッコロが担当するという珍しいものだった。

夜の部はガンバに持ち替え--となると、当然ながらガンバとチェンバロのソナタをやるに決まっている。最初と最後にそれぞれ1番と2番を演奏した。

間に挟んでカール・フィリップのやはりガンバとチェンバロのソナタ。彼はこの組み合わせで三曲作ったらしい。古典派風に極めて明晰で穏当な作品だった。
もう一曲はヴィルヘルム・フリーデマンのチェンバロ曲のファンタジー。大村氏の話では、時代を超えたスタイルのために当時は受け入れられなかったとのこと。なるほど、彼の天才ぶりがよく分かるような、意表を突いた展開の曲である。

このようにバッハ家の家族音楽会は進んだのだが、やはり音楽的に時代の変転期にあたるだけに、父と息子の違いが際立ったような印象だった。
実際にバッハ先生は息子の曲をどれぐらい共演したんですかね?

二人とも夜の部は衣装を変えて出演。ジラール氏の茶と青緑のコンビの靴がとても気になってしまったですよ(^^;
元気な小学生の男の子がウロチョロしていたけど、ジラール氏のお子さんのようだった。

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