「大塚直哉レクチャー・コンサート 2 「フーガ」の苦しみと喜び」:鍵盤を押してもダメなら弾いてみな
オルガンとチェンバロで聴き比べるバッハの“平均律”
会場:彩の国さいたま芸術劇場音楽ホール
2019年7月7日
前回は自由席でほぼ満員だったため、長蛇の列が出来てしまったレクチャー・コンサート、第2回以降は座席指定になったことで、混乱もなく粛々と入場できた。
「平均律クラヴィーア曲集第1巻」をチェンバロとオルガンで聴き比べるこの試み、前回は大幅に時間オーバーした上に、予定まで終了できなかったので、今日は11~17番と控えめな(^O^;設定であった。
チケットがお手頃価格のためかこの日もかなりの入りだった。
11番から順にナオヤ氏がそれぞれのフーガの構造など説明しては弾いていく。鍵を押すのにチェンバロは「どう始めるか」、オルガンは「どう終わらせるか」が問題、などという話も出た。
チェンバロでまず聴けば「あ、いいなあ」と思い、その後オルガンで同じ曲を聴くとまた「こちらの方がいいか」と考え直す。順番が逆になって弾いてもそれぞれ聴く度にそう感じるのだった。
ただ、チェンバロの方は全体に溶け合った音だけど、オルガンは低音がクッキリ分かれて聞こる印象だろうか。
途中でヴァイオリン若松夏美が登場。しばしナオヤ&ナツミのフーガ談義を繰り広げた。
ナオヤがフーガはどうも苦手でと辛さをしみじみ語れば、ナツミが「でも好き!(^^)!」と笑いながら返す。フーガは肉体的にも頭脳的にも大変、というのは二人とも一致してたようだ。
この後、ナツミ氏が「無伴奏」の2番を披露して、迫力ある演奏に会場の喝采を受けた。時間が足りなくてオナヤ氏の鍵盤編曲版の演奏を聞けなかったのは残念。「古楽の楽しみ」の公開演奏版で弾いたヤツだよね。
アンコールは、プログラムでは二人一緒にできなかったのでと、BWV1026の「フーガ」を。これはE・ガッティ&アレッサンドリーニの録音でラストに入っていた曲ではないですか。録音ではチェンバロだったが、こここではオルガンを使用。また異なった味わいだった。
短いながらいい曲だと思うんだけど、これって偽作の疑いがあるの(?_?)
第3回も既にチケット購入(セット券は合計で400円お得なのだ)。来年2月だが、18~24番楽しみにしてまーす。
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