「技巧と調和」
17世紀ドイツ・オーストリア珠玉の器楽作品
演奏:天野寿彦ほか
会場:近江楽堂
2019年8月1日
17世紀のドイツ・オーストリアのプログラムというと、バッハやテレマンの先輩音楽家の時代である。結構ありそうで意外と少ない。
ローゼンミュラー、シュメルツァー、ラインケンなど渋い名前が並ぶ。さらにはベッカー、フィーアダンクとなると耳にしたこともない。
そんな作曲家たちの作品がヴァイオリン天野寿彦&吉田爽子、ガンバ平尾雅子、チェンバロ辛川太一という顔ぶれで演奏された。
中でも印象大だったのは吉田氏の演奏。前半のシュメルツァーで「ヴァイオリン力(ぢから)」とでも形容したいものを大胆に発揮。
後半のラインケン、ビーバーでは天野氏と丁々発止の掛け合いを聞かせてくれた。迫力満点とはこのことだい(!o!)
渋くて地味というこの時代の器楽曲のイメージを吹き飛ばす勢いがあった。
吉田氏は文化庁による海外派遣制度で二年間留学で戻ってこないとのこと。頑張って-。行ってらっしゃ~い(@^^)/~~~
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