「フランチェスコ・ドゥランテ ナポリ、対位法の魔術師」:ナポリ愛が止まらない
演奏:アンサンブル・リクレアツィオン・ダルカディア
会場:近江楽堂
2020年1月5日
今年の聞き初めはこのコンサートでした~🎵
フランチェスコ・ドゥランテとは聞きなじみのない名前の作曲家であるが、ナポリで生涯を過ごし18世紀前半から中頃に活躍した人物で、音楽院の学長を歴任したという。そのコンチェルト集から7曲が演奏された。
私が以前聞きに行ってた頃は4人だったが、この日はヴィオラで朝吹園子が参加していた。
後期バロック成分が純度100な世界を迫力ある演奏で繰り広げた。
渡邊孝は熱を込めてこの作曲家や当時のナポリの音楽シーンについての話をはさんだ。その「話し出したら止まらない力(りょく)」を思う存分に発揮したため、後方の女性陣が「まだ続くの」と若干引いてしまう場面もあり。
プログラムの解説文も読みごたえたっぷりのものだった。
最後の第2番はある意味、アクの強さを感じるほどに印象的な作品。どこかで聞いたなーと思ったら、R・アレッサンドリーニがしばらく前に出した『1700』にこの曲だけ入っていた。今回の演奏はさらにメリハリの効いて引き締まったものだった。
この日もまた開場前にコンサートホールの客が数人間違えて並んでいた。でも、後でポスター見るとその人たちは向こうの開場時間(開演じゃないよ)よりもさらに30分早く来ていたのだった。早すぎだいっ(◎_◎;)
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