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2020年2月11日 (火)

「大塚直哉レクチャー・コンサート 3 ”平均律wohltemperiert”の謎」:ゴキゲンな鍵盤

200211 オルガンとチェンバロで聴き比べるバッハの"平均律"
会場:彩の国さいたま芸術劇場音楽ホール
2020年2月2日

このシリーズもいよいよ3回目の最終回である。(1回目2回目の感想)
1回目のときは自由席だったのが客が予想よりも多数来たせいか混乱が起こって、以降は指定席となった。この日もほぼ満員だった。

この日は平均率第1集の第18番からラスト24番まで。やはりチェンバロとポジティフ・オルガンの両方で弾いて聞き比べをやった。

前半は果たして「クラヴィーア」とはどの楽器を指すか?ということを中心にレクチャー。ステージにクラヴィコードも置いてあって、途中でカメラで3種の「クラヴィーア」を接近撮影して大きなモニターで見せるということをやった。
クラヴィコードに関しては見本として置いてあっただけで実際の演奏がなかったのは残念。ちょっと鍵盤を叩いたけど、とてもホールで聞けるような音量ではなかった。
バッハや弟子は普段はこれを使って弾いていただろうとのこと。近江楽堂あたりで聞いてみたいところだ。

後半はそもそも「平均律」こと ”wohltemperiert”とは何かがテーマだった。訳語が問題で、原語に「均等」という意味はなく、そもそもお風呂やワインの「適当な温度」の形容で使われるのだという。座りのいい日本語はないらしい。
その調律についても詳しく説明があった。楽譜の表紙上部のいたずら書きみたいな渦巻きが、調律法を表すとはにわかには信じられず。ボールペンの試し書きにしか見えません🌀(当時はボールペンないけど)

毎度のことながらチェンバロとポジティフ・オルガン、どちらの演奏も味わいがあり一つに選べない。
最終24番はそれぞれの楽器で全く異なって聞こえた。

第1巻はこれで終了だが、なんと次は第2巻に突入とのことだ。もちろん、セット券でチケットを購入した(^^)
終了後はサイン会もやっていた。ご苦労様ですm(__)m
ところで、調律をやっていたのは製作者のガルニエ氏(の息子)?

さて、このレクチャー・コンサートシリーズ、毎回ほぼ満員状態である。クラシック離れ、古楽離れなどどこ吹く風という人気だ。こんな濃い内容に客が入るのはなぜなのだろうか。考えてみた。
*チケ代が安い。(2000円)
*日曜の昼間という日時設定。
*鍵盤学習者が勉強のため大挙押し寄せる。
*大塚氏個人の人気。
他にあるかな(?_?)

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