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2020年3月 7日 (土)

「リコーダーで奏でるナポリと南イタリアの原風景」:ウイルスにも勝つ!ナポリ愛

200307 ソプラノ、バロックチェロ、チェンバロとともに
演奏:イル・メルロ
会場:近江楽堂
2020年2月28日

新型コロナウイルス感染症のため続々と公演中止続く中、行ってきちゃいましたよ。
リコーダー奏者「桐畑奈央 帰国記念演奏会」と銘打たれているが、実際はソプラノ小野綾子、チェンバロ上羽剛史の3人組イル・メルロの本邦デビュー公演と考えていいみたいだ。
彼らは同時期にミラノの音楽院にいてアンサンブルを組んでいたとのこと。

この日はゲストでチェロの懸田貴嗣が参加して、ナポリ楽派のリコーダー作品を中心に演奏した。
ファルコニエーリのソナタで開始。アンサンブル曲、ソプラノ独唱曲、チェンバロ・ソロなどを交えて展開した。

パンドルフィ・メアッリのソナタは桐畑奈央のリコーダーが攻めまくり、聴衆が「おお」と息をのんで聴くような勢いだった。
一方、マンチーニのリコーダー・ソナタは「鍵盤の練習にも最適」と楽譜に書かれているほどにチェンバロにとって難しいと、上羽氏はコメントしていたがその割にはノッて弾いていたような。息子スカルラッティの独奏曲もお見事であった。
楽器は会場備え付けでないチェンバロ(イタリアン?)で、それについての話も聞きたかった。

ポルポラや親スカルラッティをうたった小野氏については声量の豊かさに驚き。近江楽堂では狭すぎてはみ出しているような印象だった。オペラの舞台なんかでも聞いてみたい。
彼女は音楽院でのイタリア人(特に女性)とのコミュニケーションの取り方が難しくて、日本人とアンサンブルを望んでいたとのこと。それについて、先輩の懸田氏に話を振ったが彼は言葉を濁してあまり語らず……。
こういう時は「いやー、こんな出来事があって」と聴衆の驚き&同情をかき立てるようなエピソードを披露してほしかったぞ。

全体にナポリ愛に満ち満ちたコンサートだった。ウイルス感染騒ぎでギリギリな時期だったけど、聞けて良かった(^^)v
ただ、咳を過激にゲホゲホとしている人がいて、周囲の客を少なからず恐怖に陥れていた。カンベンしてくれ~💦

ところで、懸田氏は終演後に「親子ほど年齢が違う」とか話していたのを耳にした。本当にそんなに差があるの❓

オペラシティのチケットセンターでは、ジャルスキーのポスターに「公演中止」の無情なシールが貼られていた。
( -o-) sigh...

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