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2020年3月20日 (金)

「ふたりの女王 メアリーとエリザベス」:不良女王と呼ばれて

200320 監督:ジョーシー・ルーク
出演:シアーシャ・ローナン、マーゴット・ロビー
イギリス2018年

DVD鑑賞。言わずと知れたメアリー・スチュアートとエリザベス1世の対立をフェミニズム的視点から見て、双方の和解を男たちが足を引っ張り阻んだとする重厚な歴史劇。まさしく「ヒストリー」ならぬ「ハーストーリー」なのだ。
若く奔放なメアリーと老練なエリザベス、両者を並行して描き、二人の対面は一度だけである。実際の撮影でもローナンとロビーはあの場面でだけの顔合わせとのこと。
演技合戦は迫力の一言。衣装やヘアメイクも素晴らしい。

監督が演劇畑の人ということで「なんか芝居っぽい。このまま舞台になりそう」と思ったのは事実だ。対面シーンの演出も舞台風である。映画的かというとちょっと疑問になってしまう(ーー;)
ストレートに見た面白さという点からいえば、同時期の「女王もの」である『女王陛下のお気に入り』の方に軍配が上がる。

邦題は『ガラスの仮面』に登場する劇中劇を意識してるのだろうか? マンガにならって配役するなら、エリザベスが亜弓でメアリーがマヤになるかね。

劇中のスコットランドでのダンスシーンや宴会シーンで使われている音楽は古楽系奏者を使っているもよう。ダウランドの曲が出てきたと思ったけど、なぜかクレジットには出てこなかった。

なお、DVDの特典メイキング映像を見ると、ローナンと侍女役の女の子たちは常に集団でキャイキャイしてて、映画の内容とは逆に周囲の男性陣(キャストとスタッフ)に脅威を与えていたらしい。若い娘っ子は群れるとコワイからなあ(>y<;)

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