「時はたちどまり」:厳戒態勢につき異例尽くし
パルドンレーベル30周年記念コンサート
演奏:つのだたかしほか
会場:ハクジュホール
2020年2月29日
新型コロナウイルス警戒中⚡ でもコンサートは行っちゃいました~(^O^)/
つのだたかし主宰のパルドンレーベルが30周年祭りとなり、それを記念するメデタイものなのである。そのためか事前にはチケット完売とのことだった。
がしかし(!o!)蓋を開けてみると、かなり空席が目立って寂しかった。この非常時ゆえ外出を控えて来なかった人が多かったもよう。チケット代返金も検討というアナウンスもあってか、取りやめた人が多かったようだ。
前半はレーベルからソロアルバムを出している歌手3人(冨田みずえ、鈴木美紀子、波多野睦美)がそれぞれつのだ氏のリュートと共に歌った。
鈴木美紀子はフランスもので、他の二人は英国ルネサンス歌曲だった。前半の締めにモンテヴェルディの「西風はまたもどり」を三人で(二声用の曲だが)歌った。その効果あってかまるで風がわき立つように声が会場に響き渡ったのであった。
後半は一転してタブラトゥーラが登場。
普段の公演ではつのだ団長から聴衆に向けて「ブラボー!」の声かけが要請(強要)されるのが通常。ところが今日は唾が飛んで感染リスクありということで、なんと「ブラボー」自粛の要請があったのだった。(!o!) こんなことはタブラ史上初ではないか。大変な事態である。
しかし演奏の方は通常運転で自粛してなかったけど👊 時間が押しているということで、恒例の楽器紹介は猛スピードで行われた。これまた異例だ。
ラストはまた三人の歌手も加わって、ジプシーについて行ってしまう領主の奥方の曲をやって盛り上がった。
人に歴史あり音にも歴史あり、ということを感じさせるコンサートだった。ウイルスにも負けず聞けてヨカッタ🎵
ただ、前半にトラブルがあった。
途中で中年男性がバサッと自分の膝からプログラムやチラシを払い落としたのだ。デカい音立てて二度も、である。それも舞台で歌っている最中だ。落としてしまったから拾うのかと思ったら何もせずそのまま。
と思ったら、今度は隣に座っていた女性が同じ列の空席に移動したのだった。
で、休憩時間になっても拾わず床にばらまいたままなのである。と思ったら、ロビーでスタッフに何やら大きな声で文句をつけている。空席があるのだからそれぞれ離して座らせないのはおかしいと言っているようだった。
事情はよく分からないが、推察するに席がたくさん空いているのに自分の隣席に座っているのが気に入らなかったのではないかと思われる。それで気に食わなくてヒス(オステリー)を起こしてチラシをわざと落としたのではないか。それに男性の横は3人分空席だったので、イヤだったら自分が移ればいいのだ。
でも本来は完売なのだから、座席は全部埋まっていることになるはず。途中から来る人もいるだろうし。それを主催者側が勝手に振り分けて均等に座らせるわけにはいかないだろう。
なんかお子ちゃまではないんだからさあ……いい歳こいた大人がやる事ではない。音立ててコンサート自体妨害しているわけだし。
結局、そいつは後半も聞いてたけど最後まで床にチラシぶちまけたまま帰っちゃった。
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