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2020年6月10日 (水)

「隣の影」:芝生が青けりゃ木もデカい

200610 監督:ハーフシュテイン・グンナル・シーグルズソン
出演:ステインソウル・フロアル・ステインソウルソン
アイスランド・デンマーク・ ポーランド・ドイツ2017年

公開時に見損なったのでDVD鑑賞。
見れば誰でも『パラサイト』を思い浮かべるだろう(日本公開はこちらが先)。
あちらは高台の邸宅と半地下でタテ関係の階層格差を扱い、夫が中心に話が動く。
こちらはモダンなテラスハウスの隣人で横関係、女同士がいがみあう。しかも「息子が芝生にテント」もあり!……と言っても、こちらの「息子」はあの資産家一家の父と同じぐらいの年齢の中年男だけど(^^;ゞ

テラスハウスは同じ構造の住宅が壁をくっつけて幾つも連なっている。マンションとも一戸建てとも微妙に異なる。住宅環境は全く同じ、だからこそなのか隣家同士でトラブルが発生。
ただならぬ事件が幾つも続き、互いに相手のせいだと主張するものの、果たして真実がどうなのか分からない。
さらにテラスハウスだけでなく、息子が住む団地っぽいマンション、元カノが住む高層マンション、保育園、そして小さな娘を連れていくイケアの隣の空き地--色々な場所が登場する。

にじみ出る人間不信。イヤ~な状態が続き後味悪く終わる。ラストは呆気にとられるのは確実だ。
ただ、母親の不安定な精神状態に罪をかぶせ過ぎているのでは?という気もした。

監督は観客に不快な感情を起こすのに長けているようだ。映画の尺が89分と短いのは、こんなの長々と見ていられねえー(>O<)からだろう。
アイスランド映画、やはりおそるべしである。
猫と犬が重要な役で登場するが、ワンコ好きな人は見ないことをオススメする。。


振り返れば、実家(東京の下町)も隣家と50年間ぐらいに渡りもめていた。こういうのはもう理屈じゃないのだよね。

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