« 「深井隆 物語の庭」 | トップページ | 「ハスラーズ」:女たちの悪だくみ »

2020年7月17日 (金)

「大塚直哉レクチャー・コンサート 4 バッハの生きた時代と”平均律”」:脳内ブラボーを送る

200717a 会場:彩の国さいたま芸術劇場音楽ホール
2020年7月5日

なんと4か月ぶりのコンサートである(感動の涙)。
しかし、さい芸でも再開初公演(多分)なので感染防止策は厳しかった。マスク着用、検温あり、連絡先提出、チケット半券は自分でもぎる、プログラムは自分で取る、クローク・ビュッフェ・物品販売なし、もちろんブラボー禁止⚡である。
座席は以前に一度発売したものを市松模様に配置しなおして、郵便で連絡したという--ご苦労様です。
ただ左右前後に人がいないのはかなりのストレス軽減効果があった。始まってからタブレット端末で楽譜見てた人がいたが、離れていたのであまり気にならなかったですよ(^▽^;)

さて内容の方は前回「平均律クラヴィーア曲集」第1集が終了したので、今度は第2集に突入。1~6番をやはりオルガンとチェンバロで弾き比べていく。
今シーズンは毎回ゲストを招くもよう。この日は音楽評論家の加藤浩子だった。

よくよく考えると第1集はCD持ってるけど、第2集の方は果たして聞いたことあるかしらん(?_?)という程度の知識である。
前半は間に加藤氏のスライドを使ってバッハの暮らした街を時代順にたどり、後半は二人で対談形式のトークが入った。もしかして、ステージ上でもマスクをするのか💥などと思ってしまったが、さすがにそんなことはなかった(距離を間を2メートル以上取って喋るという形)。

この第2集は楽譜の決定稿がない。練習曲として息子や弟子に筆写させて弾かせた。同時代のテレマンにはそういう優秀な息子や大勢の弟子はいなかった。
バッハの作品は詰め込まれるだけ詰め込んで密度が高過ぎである。最後には必ず「集大成」してしまう--というのには笑ってしまった。

実際に聞いてみると第1集よりさらに複雑に情報量が増してきている印象……素人の感想であります。
とりあえず音のいい会場で生音を聞けてヨカッタ(^^)

同じ日に幾つか再開コンサートがあったらしい。某オーケストラの定演ではブラボーを叫ぶ代わりに紙に印字して掲げたらしい。それなら次は「ナオヤ~ッ💕」という紙を持っていこうか。
なお、プログラムにNHK-FMの「古楽の楽しみ」のリクエスト用カードが挟まっていた。よーしリクエストしちゃおうかなー(*^^)v でもラジオネームは別のにするぞ。
200717b

| |

« 「深井隆 物語の庭」 | トップページ | 「ハスラーズ」:女たちの悪だくみ »