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2020年8月23日 (日)

「ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY」:凶暴なだけじゃダメかしら

200823 監督:キャシー・ヤン
出演:マーゴット・ロビー
米国2020年

『スーサイド・スクワッド』の後日譚、というかスピンオフ?
実は私見ておりません...((((((((( ((;-o-)コソコソ
それでも話はよーく分かったので見てない人でも大丈夫。
いやもうほんとにバカバカしくてくだらなくてメチャクチャでデタラメな内容。よい子はもちろんよい大人にも見せられねえ~💣

泣く子も黙るジョーカーの女として好き勝手していたハーレイ・クイン、突如フラれて追い出される。これまではジョーカーの威光で何をされてもおとなしくしていた街中の悪党たちは、積年の恨みを今こそ晴らさんと次から次へと襲撃してくるのであった。
気が付けば周囲は敵だらけ~(゚∀゚)という次第。

敵と鉢合わせする度に、相手に対して彼女がやったことが箇条書きになってズラズラと画面に出てくる。それを見る限り向こうが怒っても当然としか思えないものも多い。
中でも「激おこ」状態なのがユアン・マクレガー扮するブラックマスクで、彼に対する悪行の箇条書きが多すぎてスクリーンからはみ出してしまうほど。(当然字幕版では追いつきません)

なんとか撃退していくものの、遂に窮地に至り追い詰められるが……。
一人の男の庇護下にあった女がそれを失った時に、また別の男に依存しようとするが、それではイカンと反省し自立へと「覚醒」する--というのが本作のキモである。
そしてたまたま「協力」せざるを得なくなった女たちとともに、悪党どもを迎え撃たんとするという次第だ。
だから、男を敵視しているという意見は全くの誤解なのよねっ(・∀・)b

ただアクが強くてブラックなノリなので、日本人向きではないかも。あまりのバカバカしさはもはや爽快の域に達しているが、真面目な人は怒り出しそうだ。
特に終盤に登場する遊園地が変テコで、ディズマランド(バンクシーの)っぽくてそのイカレ具合に爆笑してしまった。

しかし、例外的にシリアスな場面が二つあった。
ブラックマスクが店で気に入らない女の服を切れと命令するところ。これは怖い(>y<;)
それと、ハーレイ・クインが信用していたとある人物が金のために裏切って去っていくところ。これは辛い(:_;)

アクションは格闘技が中心。見せ場が多くて、思わず「スタントさん、乙っ❗」と叫びたくなった。
それと車&バイク&ローラースケートの追跡劇も見せ場だった。

マーゴット・ロビーは『スキャンダル』とは役柄のベクトルが正反対の方向。よくぞ演じました。
悪役のユアン・マクレガーはグッジョブ✨であった。最近の映画では二枚目の悪人というのが流行っているのかな(^^?
音楽は懐かしい曲も多数。ハートの「バラクーダ」、好きでよく聞きましたよ~🎵

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