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2021年2月13日 (土)

「リコーダー・コンチェルトの夕べ」:笛吹く門には福来たる

210213 平尾リコーダー工房40周年記念演奏会
会場:石橋メモリアルホール
2021年1月10日

緊急事態宣言発令直後のこの日、不要不急だけど県境越えて聞いてきました(^^;
なんでもこの平尾リコーダー工房の記念演奏会は10年ごとに開催しているそうな。今回初見参であります。

5人の後期バロック作曲家のリコーダー作品を工房製作の様々な楽器を使って4人(山岡重治、太田光子、浅井愛、向江昭雅)が演奏という趣向。他にヴァイオリン高田あずみを初めとする弦楽アンサンブル、さらに朝岡聡の司会付きという豪華布陣である。

中でもヴィヴァルディは色々とクサされることが多い作曲家であるが、やはりノリがよくてこういう場では華やかで目立つ。太田光子の吹いた「ソプラニーノリコーダー協奏曲」は名人芸的演奏で拍手喝采だった。彼女は20周年、30周年の時もこの曲を吹いたとのことだ。
また、アンコールも同じく「フルート協奏曲」で全員総出の演奏でますますパワーアップしていた。

リコーダーと言えば忘れちゃならないのはテレマン。山岡&太田コンビで「2本のリコーダーのための協奏曲」、そして最後にリコーダーとフルートという珍しい組み合わせの協奏曲の2作品をやった。
ゲストで前田りり子が共演するはずだったが、病休ということで菅きよみが代打出演だった。

楽器の解説も入り、同じく製作家である山岡氏の息子さんも登場した。ホールの外は寒いが、リコーダー愛💓あふれる熱~いコンサートであった。市松模様配置座席だったが満席ではなかったのが残念。このご時世では仕方ないか。
また10年後の50周年もよろしくお願いしま~す(^O^)/

ただ、これまではずっと石橋メモリアルホールで開催してきたそうだが、ホールの閉館の噂が流れる中どうなるのだろうか。次回も同じ会場で出来るのか。
ここは音の良い中規模ホールで古楽向きなので、ぜひ存続してほしいもんである。

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