「音楽の夜会」:正体不明でも満員御礼
演奏:アンサンブル・クォドリベット
会場:近江楽堂
2021年3月31日
内容やメンバーについてよく分からないままとりあえず聞きに行ってみた。
当日渡されたプログラム見ても詳しいことはほとんど掲載されてない。総勢9人のメンバー名もアルファベットでだけ記されているのみで経歴などもない。わざと最低限のことしか載せなかったとのことである。
テノール兼解説役の話で開始。まずはバッハ作品でチェンバロ、チェロの独奏から始まって段々と人数を増やして器楽アンサンブルへ。そして歌手が加わってヘンデルの名アリア集となった。
バロック音楽の様式に沿って演奏者の紹介していくという意図があったようで面白いやり方だと思ったが、順番に独奏独唱が続くとなるとちょっと「発表会」ぽくなってしまったのは仕方ないか(^^;
最後は後半プログラムのコーヒーカンタータで9人勢ぞろいという趣向である。若手ばかりで工夫を凝らした楽しいコンサートであった。
アンコールがバッハの受難曲のコーラスで歌手の人数が足りない!ということで、急遽会場からアルト女性を引っ張り出した(もちろん仕込み💨)のには笑った。
ただ、近江楽堂で9人となるとちょっと響き過ぎだったような。特に歌手の方には会場の特性を考えて歌ってほしかった。
会場は定員の80%入れていたようだ。椅子は以前のような密着配置に戻っていた。それでも満員(!o!)で席が足りず予備の椅子まで出すという大盛況だった。スゴイね。
家へ帰ってネット検索してみたが、やはり出演者のことはよく分からなかった。藝大OBのグループということでいいのかな(^^?
| 固定リンク | 0