祝!「ランド」手塚治虫文化賞マンガ大賞
なんと山下和美『ランド』(全11巻)が手塚治虫文化賞マンガ大賞を受賞した。(ネタバレなし感想はこちら)
候補に入っていたことは知っていたが、人気シリーズが複数候補になっているし、内容が内容だけにまず無理だろうと思っていたのでビックリである。(関連記事)
ご本人も「驚いて椅子から転げ落ちそうに」なったと言っているぐらいだ。
第一次の選考結果を見ると最下位の5点である(同点が5作品あるが)。票を入れているのは中条省平一人である。
それをどうやって上位の『鬼滅』『ネバーランド』と並べて最終選考にねじ込んで、さらに受賞までたどり着いたのか知りたいところだ。説得力か政治力だろうか(^^?
とはいえメデタイ✨ことには変わりない。
朝日新聞のインタビューによると、連載始めて人気が出なくて「3巻で終わらせて」と言われたという。連載打ち切りのプレッシャーは今も昔も変わらずに存在するのだなあ。
あと、やはり終盤のウイルス出現は、期せずして現実を先取りした形になったそうだ。こりゃ予言の書か。
受賞してもアニメ化などあるとは思えない。内容が不穏過ぎである。
読み終わって、何がイヤってあの世界全てが人々が望んでそうなったということ。思わず震え上がっちゃう。
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