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2021年7月 1日 (木)

「知られざる名曲を求めて」:スキャンダル!五輪不正出場と二股愛

210701 アントニオ・カルダーラ生誕350年記念コンサート
歌劇《オリンピーアデ》と器楽作品
演奏:細岡ゆきほか
会場:ハクジュホール
2021年6月16日

カルダーラはイタリアで活動した後にウィーンの宮廷へ移って活躍した演奏家兼作曲家。昨年が生誕350年の記念イヤーだったそうで、細岡ゆきが企画して本当は去年の秋にやるはずだったのにコロナ禍で延期になったという。

重ねてオリンピック開催ということもあって、そのプログラムはまさに彼のオリンピックがらみのオペラ『オリンピーアデ』を中心にしたものである。
五輪開催期間はこれからという今の時節柄グッドタイミングということでしょうか。

長いオペラなので抜粋して演奏し、他の器楽作品を挟んで演奏するという趣向である。
器楽陣は総勢8人、歌手はソプラノ阿部早希子、カウンターテナー村松稔之だった。
器楽はソナタあり、シンフォニアあり、と様々な編成で多面的なところを聞かせ、オペラ部分は包容力豊かなソプラノ阿部に対し、強力な高音発揮のCT村松という対比が際立った。
あらすじはヘンデルでもおなじみ横恋慕の二股愛が発覚してというもの。当時の流行ストーリーだったのかな(^^? 加えてギリシャが舞台で五輪に身代わり出場という不正行為も発覚で、さあ大変💥だ。
アリア5曲でもう少し他のも聞きたかったなーという気もしたが、このぐらいがちょうどよかったのかな。

細岡氏の話だと今回のコンサートも実施するか迷ったそうだが、滅多に聞けない作曲家を取り上げてもらってありがとうございまーす(^O^)/
7月に有料動画配信があるそうなので、行けなかった方はぜひどうぞ。

なお座席は自由席だったけど1時間前から開場して、みな自然とソーシャル・ディスタンスを意識して一つ空けで座っていた。ところが、開演直前の客電消えた頃ににやってきて無視して隣に座るヤツは何なのよ~💢
前の方の列は空いていたのにさ。以上、グチである👊

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