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2021年8月19日 (木)

「ヴァージナルと歌で聴くイギリスの音楽」:女王陛下の鍵盤弾き

210818a 演奏:西野成一朗&大森彩加
会場:松明堂音楽ホール
2021年7月31日

過去には大塚直哉氏がコンサートで弾いたのを何回か聞いたことがあるヴァージナル、ナリは小さいが結構大きめの音が出る箱型の鍵盤である。
大陸から伝わり英国ではエリザベス女王にも愛されたとか。
この日のコンサートでは、本来はリュートと共に歌われるような英国の歌曲および独奏曲が演奏された。

ジョン・ブル、バード、ダウランドといった英国ルネサンス定番作曲家から、パーセル、アーンまで。
曲の解説は弾き手の西野氏がとつとつと語ると、その後を大森氏がスッキリまとめるという印象だった。

ヴァージナルは上から見ると普通は台形(?)みたいな形が多いが、こういうのはイタリア式。この日使用したのは長方形でフェルメールの絵に出てくるのと同じで、フランドル様式なのだという。こちらは低温が「若いブタの鳴き声」❗のようだと評されたらしい。
そ、そうなんですか(;^_^A
実際、演奏はストレートでやや武骨な響きのヴァージナルに、表情豊かな歌唱という組み合わせで楽しめた。

ただ、会場の冷房が想像を絶する寒さ(近江楽堂も負ける)で鑑賞に集中できなかった。気温30度以上あった暑い日だったが、終演後は日なたで体を温める羽目に……(+o+)トホホ
坐骨神経痛が再発してしまったですよ💨

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