「ヴェネツィアの冬」:秋の西麻布
霞町音楽堂バロック・シリーズ第6回
ヴィヴァルディ9つのチェロ・ソナタ全曲公演1
会場:霞町音楽堂
2021年11月16日
チェロの懸田貴嗣監修のバロック・シリーズ、6回目にして初めて行ってみた。
6~8回はモダン・チェロで活躍する新倉瞳と共にヴィヴァルディのチェロ・ソナタを全曲演奏するという企画である。さらに日替わりでもう一人のゲスト参加があって、この回はリュートの佐藤亜紀子だった。
3回の公演で出版譜で出された6曲と近年発見された手稿譜の分を合わせて9曲を3曲ずつ演奏という趣向。元の6曲は新倉+懸田、手稿譜は懸田+為国健太という組み合わせである。
なお、出版譜についてはヴィヴァルディの真作かどうかはアヤシイというのは初めて知って驚いた。
休憩なしでもう1曲同時期の作曲家バッサーニのソナタも演奏された。
この会場は初めて行ったけどサロン風の小さな親密な会場なので(ドリンクも頼めます🍸)、それぞれの奏者の違いがチェロの弦の微細な響き自体に感じ取ることができた。
その点は良かったけど、リュートも含めて楽器の音がアンサンブルとして混ざり合うより前に、ダイレクトにこちらに押し寄せてくるという印象である。聞いててなんとなく緊張を感じてしまった。
近江楽堂が使えなくなったら、こちらの利用が増えるんだろうか。私のウチからは乗り換えが多くてちと面倒だった。六本木から行けば乗り換えは少ないけど今度は所要時間がかかるんだよねえ……。
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