映画落穂拾い2021年後半編その1
いったん中断していました落穂拾いシリーズですが、ちゃんと感想を書こうとするとやたら時間がかかってしまい、更新の回数が減ってきたので、取り合えずメモ程度でも載せておこうと復活しました。
内容は手抜きです(^^ゞ
★「キーパー ある兵士の奇跡」
監督:マルクス・H・ローゼンミュラー
出演:デヴィッド・クロス
イギリス・ドイツ2018年
五輪中継を見なかった代わりにスポーツものを、ということで選んでDVD鑑賞した。
第二次大戦中、ドイツ軍の捕虜が英国の収容所に入れられ、そこでサッカーのキーパーとしての才能を見出される……という、無さそうで実際にあったオドロキの実話である。
敵国で生きていくことの困難や恋愛ドラマのほかに音楽、小道具なども注目である。細心に復元された大戦前後の生活や、敵国民選手の登場でブーイングに揺れるサッカー場など見どころは多い。
ただ肝心の主人公の内奥が曖昧にしか描かれてなくて、見てて彼はどういう人間なのかどうもよく分からなかった。
実話だから却って深入りできない部分があるのか--なんてうがって見たくなっちゃう。
敵対する男が二人殴り合いをして和解--とまではいかなくとも互いに理解する、という場面あり。これはあの『ライトハウス』にもあった図式ではないか❗
男同士の関係では定番なんだろうか(^^? 愛情はこぶし👊から💕
★「パーム・スプリングス」
監督:マックス・バーバコウ
出演:アンディ・サムバーグ
米国2020年
TV放映視聴。公開当時「傑作」と評している意見が幾つかあって期待したが、実際見てみると「よくできたB級」ぐらいだった。(期待しすぎた?)
まあ、この手の映画は他人に激推ししたくなるものだから仕方ないか。
当人のみならず、親族にとっても他人にとっても様々な思い(と行為)が交錯するというイベントが結婚式だろう。それとタイムループを引っかけたアイディアは面白い。「終わりなきハレの日」がダラダラと続く中に安住するのか、そこから跳躍するのか。
二人の男女の関係に重ねた展開が明確なメッセージを観客に届ける。
--なんだけど、やはりそこの見せ方があか抜けないのがB級かどうかを分かつようである。もちろんB級で構わんという意見もあるだろう。
ここまで来ると「量子力学」は「魔法」とほとんど変わらないターム化している。
ループ内には主人公たち以外に少なくともあと二人いる、ということでいいのかな(^^?
辛い映画を見てしまった。難民申請中で入管の仮放免状態であるクルド人の若者二人を取材したドキュメンタリー。
小さい頃から家族と日本で暮らしていたのは同じだが、来日の経緯や家庭の状況はそれぞれ異なる。しかしこの国で生きづらさの壁にぶち当たるのは同じである。
進学もできず働くことも許されず……となったら「ヒモ」稼業でもやれというのか。ふざけるなと言いたい。
しかしそれが現実だ。
文明国ならば出自の如何を問わず未成年者には保護や教育を与えるのが当然だろう。まあ、「文明国」じゃないからな……(`´メ)
自分の国が非文明国で恥ずかしいっ💦
東京入管はそびえたつ昏い監獄のようだ。あるいは『指輪物語』の塔みたい。
入学式の「日の丸君が代」がすご~く皮肉だった。
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