「古楽系コンサート情報」11月分更新
「古楽系コンサート情報」11月分(東京近辺)更新しました。
左のサイドバーにもリンクあります。ライヴ配信などは入っていません。
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ヨハネス・プラムゾーラー&アンサンブル・ディドロ: 「旅のコンチェルト バッハ/ピゼンデル/クレス」
プラムゾーラー新作は当時の名演奏家たちが演奏旅行先で披露したと推測される曲を集めたもの。バッハ、ピゼンデルほか6曲中4曲が世界初録音である。
フライブルク・バロック・オーケストラ: "Concerti All'arrabbiata" 「アラビアータ(激辛)風協奏曲集」
17世紀イタリアは唐辛子の最大消費地って本当? かの地にふさわしいテレマン、プラッティ、ヴィヴァルディ等のホットな曲を送る。指揮はゴットフリート・フォン・デア・ゴルツ担当。
リナルド・アレッサンドリーニ& コンチェルト・イタリアーノ : 「VIVALDI BACH「調和の霊感」全曲&バッハによる編曲6作」
バッハ先生のヴィヴァルディ愛、アレッサンドリーニのバッハ&ヴィヴァルディ萌えがよーく分かる好企画盤。2枚組でも愛が溢れすぎて収録しきれねえ!というぐらいの勢いだ。
ヴァンサン・デュメストル&ル・ポエム・アルモニーク: 「ルイ14世の婚礼」
1660年、結婚式でどの曲が演奏されたのか記録は残っていないところを、デュメストルが実際に行なわれた礼拝堂で再現。個人的にはカヴァッリのマニフィカトの演奏がコンチェルト・パラティーノ版とは別の曲のように異なるのに驚いた。
ザ・スマイル: 「ア・ライト・フォー・アトラクティング・アテンション」
レディオヘッドの二人にドラムが加わったスリー・ピース・バンドを結成。という体裁だが、様々なゲストを加えて混沌かつアッサリとした音世界を構築している。
ボニー・レイット: "JUST LIKE THAT…"
ベテラン歌手にしてギタリストの6年ぶりの新作。他人の曲を取り上げることが多かったが、今回は曲(歌詞)作りの面でも高い評価を受けている。円熟の味がしみます。
リアノン・ギデンズ: "THEY'RE CALLING ME HOME"
今年のグラミーで最優秀フォーク・アルバム賞受賞。なんとトラディショナルや古いフォーク・ソングに交じってモンテヴェルディの「苦しみが甘美なものならば」が出てきて驚いた。モンテヴェルディの美メロが広く周知されて感動ですっ。
ダミアン・ギヨン&ル・バンケ・セレスト: "Odes & Welcome Songs" 「英国王室のためのオードとウェルカム・ソング集」
近年、好評盤連発のダミアン・ギヨン、今回取り上げたのは英国王室のためにパーセルが作った3曲である。独唱・合唱が交錯し味わい深い出来となっている。
ロバート・グラスパー: 「ブラック・レディオ3」
多くの人が待ち望んでいた「3」が遂に完成。R&B色が強く1・2とはかなり異なる風合い。芯に見え隠れしていたスイ~トな部分が消えたのは、BLM運動を経過したからかな。
「古楽系コンサート情報」11月分(東京近辺)更新しました。
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投稿者 さわやか革命 時刻 21時25分 古楽(2021年~の記事) | 固定リンク | 0
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