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2023年10月18日 (水)

「ハント」:誰がスパイであろうとも

監督:イ・ジョンジェ
出演:イ・ジョンジェ、チョン・ウソン
韓国2022年

『イカゲーム』のイ・ジョンジェが主演&初監督……といっても未だに『イカゲーム』見れてませーん(><)
過去に見た韓国の社会派作品や現代史謀略アクションを期待して行ったが、話が複雑過ぎかつ登場人物多過ぎで、ただでさえ老化脳なのに追いつけず頭の中が混乱の極みとなってしまった。

KCIAの後身である安全企画部、その内部に北朝鮮のスパイがいる(!o!)ということで各部門が互いに疑心暗鬼に陥る。
中心人物の二人を互いにわざと似せているので一瞬「これは……どっちだ?」(前髪の微妙な形で判定)となったり、終盤に出てきた人物について、あれこの人誰だっけ💦状態になったりとか。

しかもその間に激しい銃撃戦や暴力シーンが何回も挟まり死屍累々、展開の無茶ぶりや裏切りの積み重ね、どんでん返しの連鎖……は既視感あり。こ、これは韓流というより往年の香港アクションではありませんか\(◎o◎)/!
道理で事前に某有名香港映画の名前が引き合いに出されてたわけだわなあと納得した。
ただスパイものでどんでん返しが続くと、しまいには誰がスパイでもどうでもよくなっちゃう……のは私だけかσ(^_^;?

登場人物の名前は架空のものだが、1983年前後の韓国社会状況や事件を前提に作ってあるので事前の予習は必須だろうか。全体的に現在から過去を撃つという趣きあり。
階段落ち場面と終盤の爆破場面は一見の価値ありのド迫力でした。

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