「レア・デザンドレ&トーマス・ダンフォード デュオ・リサイタル」:赤か緋色か
夜が続くにまかせ フレンチ・プログラム
会場:豊洲シビックセンターホール
2023年9月21日
全く知らなかったフランスのソプラノ歌手、あえてフランスものプログラムの方を選んでみた。後でイタリアものも聞いてみたかったかなーと一瞬後悔した。
外見はどちらかというとカワイイといった印象。スレンダーな体格からは信じられないような声量があって、会場の隅にまで申し分なく声が響き渡っていた。
彼女の年齢はどれくらいなのか、「若手」とは思えぬ堂々たるパフォーマンスである。周囲には中高年男性を中心にファンになった人が大勢いたもよう。
ランベール、シャルパンティエ、ル・カミュなどの歌曲の間に切れ目なくダンフォードの独奏が続く。彼の演奏は「えっ、ド・ヴィゼーってこんなんだったっけ」と驚いちゃうほどの破格だ。次へのつなぎに色々なフレーズを混ぜているらしい。
二人の息はピッタリ……と思ったら既に何枚も録音出しているので当然ということだろう。サイン会があるのでそれらのCDがバカバカ売れていた。大盛況だったようだ。
デザンドレについてはオペラに出たらどんなものかと見て(聞いて)みたくなった。
ただ感心はしたけどファンになるほどかというと……どうですかね(;^ω^)
あと、お衣装の赤--というか緋色(?)のパンツスーツは一般ピープルには到底着こなせないもので、見ていてなぜか冷汗が流れた💦
実は前日の夜まで完璧にこのコンサートあるのを忘れていた。どういうわけかカレンダーやスケジュール表の類いに一切記入し忘れていたからだ。あやうくチケットが紙切れになるところであった。
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