「X エックス」「Pearl パール」:ミア、恐ろしい子!
★「X エックス」
監督:タイ・ウェスト
出演:ミア・ゴス
米国2022年
★「Pearl パール」
監督:タイ・ウェスト
出演:ミア・ゴス
米国2023年
『X』、前から気になっていたのをTV放映で見た。そうしたらどうしても続編の『Pearl パール』も見たくなってしまった。
なぜ『X』で迷っていたかというとスプラッタホラーは超苦手だからだ。しかしあらすじ聞くと興味をひかれる……とグダグダしていたけど遂に見た! 前半は順調に見られたものの後半はギャーッ⚡と叫びたくなった。どうせ殺すならサッサとやってくれ~。
テキサスのド田舎の農場を借りたポルノ映画の撮影隊6人。母屋には老夫婦が住んでいて、当然なことに怪しさ満載である。その後は数々のホラー過去名作の引用場面が続く。といっても私はこのジャンルはあまり見てないので『シャイニング』以外は「何かの引用らしい」としか分からぬ。
教訓:外を歩く時は最低靴だけは履きましょう。イテテテテ(>_<)
とはいえ面白かった🈵
下手すると高齢者への偏見を増加させそうな内容である。でも「二役」によって避けているのがうまい。
ポルノ映画で一旗揚げようという気概がいかにも1979年という時代を反映している。あとベトナム帰りの存在とか。
さてその続編--というか正しくは前日譚である『パール』である。内容は「余はいかにしてコワイ老婆になりしか」。農場の老夫婦が殺人鬼になる因縁と過程を描く。
時代は1910年代、田舎の農場に暮らしていても歌って踊れる輝くスターを目指すパール。厳し~い母親の目をかいくぐってオーディションに参加して栄光への道を踏み出そうとする。
期待し過ぎたせいか今一つな印象だった。もっとパロディでハッチャケてるのかと思ったら、満たされない田舎娘の怨念がドヨーンと襲ってきて、見てて少し疲れた。
ここまで濃いこだわりの描写で展開していくとは😶 車椅子の父親、風呂場、映写室、納屋、オーディション、特に畑のカカシの場面は(!o!)オオ
パール役のミア・ゴスにはオスカー候補になってほしかったなあ。今作では製作と脚本も兼ねているから才人には違いない。
母親についての解釈が二通りあって直接的には娘への虐待に近いのだが、猛毒母ゆえなのかそれとも娘の本性を知っててわざと厳しくしていたか明確にはされていない。私は後者の説を取りたい。
なおワニの寿命を調べたら大きいものは人間と同じぐらいらしい。ということはあの沼に住んでいるヤツは……💀
あの時ワニも若かった~♪
三作目は「X」のヒロインがまた登場するとの噂。今度は父親が出てくるのかな。公開時に見るかどうかは考え中だ。
さて、女優を目指すパールを見て誰でも思い出す(多分)であろうのが『ガラスの仮面』の北島マヤである。
ということで、ミア・ゴス版『ガラかめ』を考えてみました~っ(;・∀・)
なお、単なるイメージで実年齢などは考慮してません。
北島マヤ:ミア・ゴス
姫川亜弓:ケイト・ブランシェット
月影先生:シャーロット・ランプリング
速水真澄:マシュー・グード
桜小路優:ジョシュ・ハッチャーソン
秘書水城:ジャネール・モネイ
青木麗:エリザベス・デビッキ
演出家小野寺:ケヴィン・スペイシー(いつの間にかしれっと復活)
黒沼龍三:ブレンダン・グリーソン
姫川歌子:ヘレン・ミレン
北島春:イメルダ・スタウントン
鷹宮紫織:クリステン・スチュワート
乙部のりえ:ジェニファー・ローレンス
小林源造:ジャファル・パナヒ(特別出演)
里見茂:ティモシー・シャラメ
皆さんも考えてみましょう🌟
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