「知られざる名曲を求めて3 ヨハン・クリストフ・ペープシュ」:ヘンデルには負けぬ!国産カンタータ
演奏:アントニオ・カルダーラ記念アンサンブル
会場:日暮里サニーホール
2023年11月9日
ペープシュとはヘンデルと同時期に英国で活躍した作曲家。正直なところ初めて聞きました(^^ゞ 一般にはヘンデルの人気を脅かした『乞食オペラ』の音楽担当(序曲の作曲とアリアの編曲)として知られるらしい。
現代の知名度の差はヘンデルが王侯貴族階級相手だったのに対し、ペープシュは市民階級対象に活動していたからだそうな。しかし彼は初めて「カンタータ」という名称で英語のカンタータを作ったという先駆者である。
というわけで彼の英語カンタータと器楽作品を演奏。マルっと全曲ペープシュというコンサートは滅多にないとのことだ。このアンサンブルの公演は第一回を見たことがある。
メンバーはメゾソプラノ曽禰愛子、リコーダー細岡ゆき、ガンバ&チェロ島根朋史、チェンバロ寺村朋子の4人。島根氏のガンバはバスとトレブルの2種類あり、計3種を弾き分けていた。
トリオ・ソナタについてはどうしてこれが「知られざる」なの❓と思っちゃうほどの完成度の高さだった。また、トレブル・ガンバがヴァイオリンのような音を出すのは初めて聞いた(!o!)
カンタータについてはヘンデルのような劇的というより、パーセルの曇りなき明瞭さを感じさせた。これこそ伝統の英国風か。いずれにしてももっと演奏されるようになるといいですね。
謎だったのは字幕の歌詞対訳と配布のプログラム掲載の訳が微妙に異なっていたこと。なぜだ💥
会場に来た時はスマホチケットで小トラブルあり。帰りは山手線を逆方向に乗ってしまった(-_-;) トホホである。
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