今さらながら2023年を振り返る
ますます更新が遅れる当ブログであります。不穏な世の中に気を取られているうちにさらに遅れるという。まあ焦っても仕方ないんで(と言ってますます遅れる)。
【映画】
話題作であってもロードショー料金払うのはどうもなあというような微妙な作品はケーブルTVか配信で見ようと、後回しにしてたら未だほとんど見てないという事態に。
とりあえず選んだら昨年同様に9作しか決まらず(+o+)トホホ
なんとなく見た順です。リンクが付いてないのは感想をしばしお待ちください。
『モリコーネ 映画が恋した音楽家』:音楽を心底堪能しました。
『ベネデッタ』:山岸凉子に「裏ベネデッタ」描いてほしい。
『幻滅』:うさん臭い人間が大勢登場してウレシイ。
『アシスタント』:つらい。
『大いなる自由』:途中でギャーと叫びたくなった。
『マイ・エレメント』:久々にピクサー印に感動。
『熊は、いない』:これもクマ映画になるのか🐻
『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』:渾身の一作……だがオスカーはどれぐらい獲得できるかな。
『ブラックベリー』:配信スルーとはいえ見ごたえ大いにあり。
一作選ぶとしたら『大いなる自由』ですね(^^)
事件としては『マイ・エレメント』での若いモンだらけの場内で最高齢疑惑の衝撃がありました。しかし終演後に見まわしたら白髪頭の男性が二人ほどいて、ヨカッタ( -o-)
★部門賞
*監督賞 ポール・ヴァーホーヴェン(『ベネデッタ』):スピルバーグやスコセッシではあまりに順当過ぎるんでな……。
*主演賞 フランツ・ロゴフスキ(『大いなる自由』)
ヴィオラ・デイヴィス(『ウーマン・キング 無敵の女戦士たち』):背後にメラメラ燃える炎を見た!
*助演賞 ライアン・ゴズリング(『バービー』)
*悪役賞 セシル・ドゥ・フランス(『幻滅』):賢く美しくしかし弱く不幸な女のずるさを完璧に表現。
*動物賞 『Pearl パール』のワニ🐊:今年はロバとクマが優勢だったが見事獲得。
*美肌賞 ヴィルジニー・エフィラ(『ベネデッタ』):46歳(!o!)ぜひ手入れの秘訣をお伺いしたい。
*最凶邦題賞 『ヨーロッパ新世紀』:意味不明。
*ちゃぶ台ひっくり返し賞 『オマージュ』:いろいろご意見はありましょうが、天井に穴が開いている映画館はカンベンしてくれ~。
この賞は、見終ってあまりの内容に思わず「なんじゃ、こりゃ~。観客をなめとんのか!」(ノ-o-)ノ ~┻━┻ガシャーン と、ちゃぶ台をひっくり返したくなる気分になった映画に与えられる栄光ある賞である。(あくまでも個人的見解)
【コンサート】
「タブラトゥーラ 江崎浩司メモリアルコンサート」
「イタリアへの憧憬」
「快楽の庭園 チェコ、クロムニェジーシュ城に響いたバロック音楽」
「音楽風刺劇 オスペダーレ」
「層・LAYERS」
「祝祭」(カテリーナ古楽合奏団)
ラモー「レ・ボレアード」
【録音部門】
『ラヴェット!』(ベティ・ラヴェット)
『小坂忠 THE ULTIMATE BEST』
『ライヴ・アット・ザ・キャピタル・シアター』(デヴィッド・クロスビー&ザ・ライトハウス・バンド)
古楽系はCD沼をさらってもっぱら古いものを消化していた。
【その他】
『正義の弧』(マイクル・コナリー):約30年に渡り付き合ってきた刑事ボッシュ・シリーズ遂に終了(T^T) 私も含めてみんな歳を取りました。
「野又穫 Continuum 想像の語彙」:再びナマで鑑賞できて良かった。
事件としては
*ナハリン/バットシェバ舞踏団来日中止:イスラエルの現状を鑑みるに仕方ないこととはいえ3度目もダメとは……泣ける。
*某美術展を見てガッカリしてしまった件:意欲もある、手法も工夫を凝らしている、社会への貢献を考えている、展示の仕方も斬新--にも関わらず、表現されたものが全く面白くなくて陳腐だったのはなんとしよう。頭を抱えてしまった。しばらく展覧会に行こうという意欲を失った。
なお昨年一年間で一番アクセスが多かった記事はなぜか【回顧レビュー】東京グランギニョル「ワルプルギス」でしたヽ(^o^)丿
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