これも女の生きる道・その2「エリザベート1878」
監督:マリー・クロイツァー
出演:ヴィッキー・クリープス
オーストリア・ルクセンブルク・ドイツ・フランス2022年
これまで戯曲・ミュージカル・映画・ドラマ・マンガ等で描かれてきた、言わずと知れたオーストリアの皇后エリザベート。40歳を迎えたその年を切り取って描いたものである。
しかし映画館へ出かける5分前に気づいた……私はエリザベートについて何も知らぬ💥
本作はエリザベート中級者以上向けで、彼女の生涯や当時の国際関係を知っているという前提で作られている。史実を踏まえた上でさらにひねった物語に仕立てたようだ。女性がほとんどを占める観客はミュージカルのファンだろうか。
予告を見て興味を持ったが実際に見ると印象はかなり異なる。「だましたな~(^_^メ)」とまでは言わないが。
皇后という地位にあっても中年になって花の美貌が色あせれば、もはやあらゆる意味で御用済み。気に入った男にちょっかい出しても逃げられる。
大昔の貴族なら若い娘の生き血の風呂に入って若返りを図るところだが、19世紀も後半となればそうも行かない。
夫はいつもエラそうで腹が立つ。まあ皇帝だから実際偉いんだが( ̄д ̄)
大文字の「歴史」には女の死屍累々。彼女も例外ではない。チラシやポスターに使われている写真を見ても、色々ごねて異議申し立てしても結局中指立てるぐらいしかできないのかと思ってしまう。
歴史上の不遇な人物(女)が最後に踊りまくるというのは『ミス・マルクス』の影響だろうか。踊ってごまかされてもなーという気分になった。
お付きの侍女(女官?)の一人に対する扱いはひどいと思った。あれを肯定的に描かれても困るわな。
とりあえず、次から歴史ものを見る時は事前の予習を欠かさないようにしたい。
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