「戦火をくぐり抜けた音 17世紀ドイツの室内楽」:いつの時代も変わらずか
アルテ・デラルコ室内楽シリーズ4
演奏:若松夏美ほか
会場:日本福音ルーテル東京教会
2023年12月27日
若松夏美&鈴木秀美プロデュースの室内楽シリーズも4回目。前回はコレッリ関係でしたな。今回はラ・フォンテヴェルデの4人も参加ということもあってかほぼ満員🈵 一つの長椅子に5人座れ(狭い!)と指示が飛んだが、そこまでは混んでなかった。
今回は長きに渡り戦争下にあった17世紀ドイツの音楽がテーマである。シュッツ、シャイン、ハンマーシュミット、ブクステフーデなど……どの作曲家も戦禍の影響を免れた者はいない。現代にも響くツボを心得た選曲である。
毎回このシリーズはプログラムの組み方が秀逸だが、器楽曲→独唱曲→4人の合唱曲というサイクルを回していくのが面白かった。
歌曲はどれも宗教曲で、独唱についてはそれぞれ歌い手の皆さんの個性に合った作品と演奏となっていたのもよかった。特にトゥンダーの作品で小笠原美敬のヴァイオリンと絡み合うような濃ゆい歌唱や、ブクステフーデを清澄かつ沁みるソプラノで聞かせた鈴木美登里が目立った。
作曲家の名前だけだとかなり地味~なものに思えるが、良く練られて盛り上がったプログラムであった。
また次回も期待しております(^O^)/
東新宿から行ったら出口を間違って逆方向に行ってしまった(^^;ゞ 気をつけないとな。
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