「ミュージアム・コンサート 藤木大地&大塚直哉」:桜満開なれどパンフは薄く
東京・春・音楽祭2024
会場:国立科学博物館日本館講堂
2024年4月7日
今回唯一のハルサイ参加。
サブタイトルに〈「イタリア古典歌曲集」へのディスカヴァリー〉とある。そもこの曲集は声楽レッスン用として非常にポピュラーなものらしい。歌手志望なら誰でも通る道ってことなのかな(詳細を知らず)。
ということで、その「イタリア古典歌曲集」を原点に戻って作曲された当時の形と精神をよみがえらせ、カウンターテナー藤木大地が歌うという趣旨のコンサートである。取り上げたのはカッチーニの定番「アマリッリ」、チェスティ、カルダーラなど15曲。アンコールはヘンデルだった。
合間には共演の大塚直哉によるチェンバロ・ソロが演奏された。いずれも曲集に入っている作曲家の作品である。さらに加えて、大塚氏の細か~く行き届いた解説✨もあった。
正統的なイタリア歌曲の歌唱を堪能できた。会場は藤木氏のファンと思われる女性が多数だったもよう。
その割には開演前に「出演者二人とも知らない」と話してる人もいた。歌曲集を自分で歌ったことがあり懐かしいという人なのかな。
講堂は古めかしい造りで曲の雰囲気にピッタリであった。
開演前に「現在写真撮影は不可です」とスタッフがわざわざ言って回ったのだが、「不可」じゃなくて「可」に聞こえるため撮影を始める人が続出した。「今は撮影できません」って言えばいいのにさ(=_=)
ハルサイの無料配布のパンフもすっかり薄くなってしまった。コンサートの一覧が載っているだけだ。QRードで見ろといってもロクな解説は書いてないのだった。何事も不景気ですのう。
終演後は科学博物館の海生無脊椎動物展にそのまま入れたが、若いカップルと子連れ家族で大混雑なので早々に退散した。皆さん元気~。
外の上野公園も人だらけで満開桜を見るどころではなかった(;^_^A
この日は同じ時間にもう一つ行きたいコンサートが重なってて涙💧であった。こういう時は先にチケを買った方に行くしかないのよ。
| 固定リンク | 1