「古楽の調べ 上野学園大学古楽部会教授陣による」:音に歴史あり
大雨の日で、上野駅に着いたら土砂降りだった。駅前の舗装は水はけ悪く巨大な水たまりと化していた。
そんな中で上野学園にて教鞭をとっていた古楽部会の演奏家によるコンサートが開催された。当然ながら客席は演奏家・関係者多数でごった返していた。
大学自体は今年の3月に既に終了したとのこと(短大は継続)。その功績をしのぶため……ではなくて、未来へつなぐための演奏会である。出演者は10人(ラストにプラス1名の隠し玉として有村祐輔も)だった。
出演者はリコーダーとオルガン・チェンバロが中心で、渋いプログラムが淡々と進行した。クレープス、シックハルト、さらにはG・ガブリエリも。フローベルガーは講師だったリュート奏者金子浩をしのんでチェンバロ独奏曲が演奏された。
前田りり子&太田光子の縦横笛コンビが活躍するクヴァンツのソナタが生き生きとして楽しかった。
会場で配られたパンフには詳細な上野学園の歴史や思い出が記されていた。
会場は本来なら石橋メモリアルホールのはず……言ってもせんないことだが残念よ。
関係者の方々はお疲れさまでしたm(__)m
帰りは雨がやんでいたが、西洋美術館のロダン「地獄の門」がライトアップされていて異形の地獄感を醸し出していた。それにしても「地獄」は門のこちら側なのかあちら側なのか(^^?
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