「続・パリのソナタ」:五輪に勝つ
演奏:宇治川朝政ほか
会場:としま区民センター小ホール
2024年8月12日
リコーダー3人+ガンバ+チェンバロの組み合わせによる、ちょうど一年前のコンサートの続編である。前回はボワモルティエとドルネルというパリで活躍した二人を中心にしたのプログラムだった。なぜ今回は「続」かというと取り上げた曲集の中で前回の残りを演奏するという趣旨である。
編成は同じだが、ガンバは上村かおりから平尾雅子に交代となっていた(宇治川、田中せい子、ダニエレ・ブラジェッティ、福間彩は変わらず)。
ということでボワモルティエのソナタは4曲という大盤振る舞いだった。ドルネルのソナタはアルトリコーダー3本で演奏。さらにマラン・マレの弟子というシャルル・ドレは初めて聞いた。マレへの追悼曲を含む組曲をやった。
チェンバロ独奏のクープランは相変わらず仄めかしを含むタイトル。当時の宮廷人には通じたのか。
いずれもTVの五輪を見なくとも、パリの雰囲気(300年前のだけど)が浮かんでくるような演奏だった。
会場は6階だったが、小さい子連れ家族が何組かエレベーターで8階に上って行くので何をやっているのかと思ったら「おきなわサマー」というファミリー・コンサートだった。
おきなわ対パリ……ムムム(~_~)
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