« 聴かずに死ねるか! 古楽コンサート2024年8月編 | トップページ | 「アメリカン・フィクション」:不良作家と呼ばれて »

2024年8月 4日 (日)

「大塚直哉レクチャー・コンサート オルガンとチェンバロで聴き比べるゴルトベルク」:バッハ先生、ごちそうさんです

240804 会場:彩の国さいたま芸術劇場
2024年7月7日

休館期間が終わって埼玉会館からさい芸に戻ってきたこのシリーズ。はや第10回目だそうだ。
--にしても日差しは容赦なく暑すぎで、駅から会場までに倒れそうだった。「がんばるんだ、がんばるんだ(~o~)」自らを叱咤激励しつつ歩かねばならなかった。気温36℃ぐらいあったらしい。

今回はキュレイターの林綾野をゲストに、ゴルトベルク変奏曲を通してバッハ先生の食生活に迫る🍴という企画である。

フェルメールなどおおよそ同時期の絵画を通して庶民の食生活を紹介してから、バッハの人生折々の食イベントを詳しく解析した。
オルガン鑑定で招かれた際のハレでの夢のような祝宴メニューを記録から見る。楽譜に赤いシミが残るほどのワイン好きだったらしい。忘れちゃいけないコーヒーカンタータもあるぞ。そして「ゴルトベルク」の民謡に登場する当時のキャベツとカブはどんな存在だったのか、など。
食べること飲むことに追及心旺盛なバッハ像が浮かんでくるのであった。

演奏の方は二段鍵盤の曲はチェンバロで、一段は基本オルガンでという形だった。三曲ごとにきちっと構成を決めて詰めていく几帳面さはバッハらしいような。
オルガンで聴くゴルトベルクはなんとなく素朴な味わいもあり。面白かったですう(^^)
次回のテーマは「舞踏」らしい。


さい芸は改修したということだが、金ピカになったわけではなく、トイレが広くなったわけでもなかった(全部洋式にはなったのかな)。
それにしても広くないトイレが混雑しているのに、ポーチ類を幾つも置いて洗面台一つ独占して化粧や髪を直している人っていうのは、どういう神経なのよ~。
次はおばさん力を発揮して、グイと割り込んで手を洗ったりしちゃおうかなっと💥

| |

« 聴かずに死ねるか! 古楽コンサート2024年8月編 | トップページ | 「アメリカン・フィクション」:不良作家と呼ばれて »