「真夏の夜のあやしい宴」:モダンなホールに古の響き
演奏:レ・ルーチ・アンティーケ
会場:小金井宮地楽器ホール小ホール
2024年8月17日
中世ルネサンス音楽4人組集団レ・ルーチ・アンティーケを初めて聞きに行った。「あやしい」というのは「怪談」みたいな意味かと思ったら、どうも「変な」とか「おかしい」「うさん臭い」ということだったらしい。
確かにその伝で行けば中世ものはあやしさ爆発だっ🌟
いつものコンサートでは楽器や曲の解説を長くやるそうだが、この日はその「あやしい」ストーリーに沿って粛々と演奏と、さらにコントも披露した。
「カルミナ・ブラーナ」にマショー、複雑で規格外れの構造の曲(アルス・スブティリオールや変拍子の舞曲など)や、変わった内容の歌詞の歌など次々と炸裂。加えて演奏に使われるのは現代から見ればあやしい楽器多数である。
中でも聖母マリアのカンティガ集で、修道士が酒蔵で泥酔して悪魔に襲撃される歌には笑ってしまった。
修道院の地下で自給自足のワイン隠れ飲み放題(* ̄0 ̄*)ノ口 いいですね~♪ 作っては飲み作っては飲み、いくら作っても足りゃしねえ~~🥂
ということで中ルネ・ワールドを楽しめた。いつかホラーで怖いという意味の方の「あやしい」曲特集もお願いします。
なお土曜日なのになぜ19時開演という時間設定(?_?)と思ったら、歌手の樋口麻理子がオランダ在住なのが、急きょ来日するのであわてて開催を決めたため、ということなのかな(昼間や夕方は既に他のイベントが入っていた)。
この武蔵小金井のホールは初めて行った。小ホールはフラットな床で、しかもパーティションで区切って使っていたので音楽ホールとしてどうかは不明だった。いつか大ホールも行ってみたい。
トイレの「便器にトイレットペーパーのロールを入れないでください」をはじめ、注意書きが至る所にペタペタと貼ってあってなんだか大変だなと思った。
埼玉県民から見ると武蔵小金井は大都会であったよ(~o~)
| 固定リンク | 1