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2024年12月24日 (火)

「イタリア・バロックを歌う」:萌ゆる二重唱

241224a 演奏:ロベルタ・マメリ&波多野睦美
会場:ルーテル市ヶ谷ホール
2024年12月10日

ロベルタ・マメリ久々の来日💖 北とぴあ音楽祭のモーツァルトのオペラに主演したが自分の守備範囲外だったので行かなかった。代わりに小さなホールで波多野睦美とのデュオ・コンサートがあり、待ってました!である。

二人は鮮やかな緋色(でいいのかな?)を揃えた衣装で登場。モンテヴェルディから始まってディンディア、メールロなどと進み、段々ともう少し後の初期バロックへと移っていく構成であった。で、シメの曲はまたモンテヴェルディ(『ポッペア』より)となる。
独唱曲はマメリ4曲、波多野2曲、残りは二重唱という配分。

全体的にはマメリの激情、波多野の老練という印象だった。二人の声が互いに陰に陽にと重なり合っては入れ替わっていく。チェンバロ&ハープ西山まりえ、チェロ懸田貴嗣が背後から余すところなく支える。時折、ハープの鋭い音は楔のように響いた。
アンコールでパーセルをマメリが独唱したけど、濃厚さのあまりイタリア歌曲のように聞こえたりして👂
客席はシーンとして集中力マックス状態であった。聞けてヨカッタ。
なおチェロのソロでコスタンツィのソナタが演奏されたが、それぞれの時代の違いをまざまざと感じさせましたな(;^_^A

なお、当日はチケット完売でパイプ椅子の追加席も出る満員状態だった。会場にはつのだ氏はじめ関係者の顔も多数見かけた。某合奏団の来日コンサートと共に里帰りしていたヴァイオリン弾きの方もいたようで。
来年の北とぴあ音楽祭のオペラはヘンデルでマメリも出演するらしい。ヤッタネ👍 だそうで、今から楽しみよ(^^)

ブログの過去記事からマメリ関係を幾つか紹介する。
2009年2月「アリアンナの嘆き」
2010年3月「ディドーネの嘆き」
2014年11月「ロベルタ・マメリ&ラ・ヴェネクシアーナ~ある夜に」この頃はカヴィーナも健在だったんですよねえ( -o-) sigh...


会場のホールについて。暖房が効きすぎで参った。頭がポーッとしてしまった。
女子トイレ状況は狭くてよろしくない。すぐ行列になってしまう。3階にもあるということでそちらに行ってみるとやたら遠い💨 往きは他の人について行ったからよかったけど、帰りは迷ってウロウロしてしまった。ひゃーっ(~o~;)
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