つらい職場特集・産科病棟編「助産師たちの夜が明ける」
監督:レア・フェネール
出演:カディジャ・クヤテ
フランス2023年
最初に予告を見た時てっきりドキュメンタリーと思ったのだがフィクションである。舞台はフランスの産科病棟、二人の新人助産師が過酷な現場にやってくる。医療ドラマ定番のオープニングである。
一人は自信なくウロウロ、もう一人はやる気満々で積極的に担当を引き受ける。彼女たちのその後の明暗が後半の展開の中心となる。機器の故障に慢性人手不足、様々な立場の妊婦--燃え尽き症候群にならない方が不思議な状況だ。
しかも待遇は良くない。こういう点ではフランスも日本も変わらないようで💢
出産シーンがやたら迫力あると思ったら、なんと実際の出産を許可を得て撮影したそうな。見終わった後はズッシリ来た。
ただ描かれた色々な問題事例が投げっぱなしのまま終わったのは気になった。
あと、青い医療着を着て「見学させてくれ」と頼み回る男がどういう立場なのか最後まで分からなかった。(外国の研修者かな?)
全くテーマに関係ない話だが、二人が借りてる(所有している?)アパートに予期せぬ客が来たので「私の部屋を使って。私は浴室で寝る」と言う場面があった。
その時「フランスの浴室、どんだけ広いんだ(?_?)」と思ってしまった。まあ日本の「浴室」と違うのだろうけど……。
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